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就職活動はご縁だからって噓でしょ。と思っていた話

4月、あの時の私は就活真っ只中でした

就職活動の早期化、といった話をよく聞きます。
今は何月ごろから就活をするのが主流になってきているのでしょうか??
一応3月に解禁、6月に面接開始というようなスケジュールが組まれていると記憶しています。実際に企業がそのように動くかは別の話ですが。

就活。それは多くの人が通る道です。
したか、しなかったかは人それぞれですが、するか、しないかは皆考えるとは思います。
そして就活にポジティブな印象を持っている人ってあまりいないと思います。

私は大学入学した時に「あ、就活が意外と身近に迫っている…」と実感しましたし、いざその時がやってくると「もう私の身にやってきた!!」とか思ってました。
そしてやっている最中はもれなくメンタルがやられていたのも今となってはいい思い出です。

就活をやった人、そして今やっている人はこんな言葉をよく聞くのではないでしょうか

「就職活動はご縁だから」

私もやっている時に何十回もこの言葉を聞きました。
大学の就職課とか、ゼミの教授とか、周りの大人たちから。

私はこの言葉、嘘でしょ。って思ってたんです。
言葉を選ばすに言うと、自分のやりたい職に就けなかった人とか、納得がいかなかった人が言ってるだけなんじゃない?って。

でも就活を経験した今ならわかるんです。
就職活動にご縁は確かに存在しているということを。

ご縁=適材適所という意味だったのかな

就活を経験した私が今、この言葉を聞くあの時とは違って確かに納得できました。
この「ご縁」という言葉は「適材適所」という風に捉えるのが一番私が感じた心情に近かったです。
確かにご縁はそこに存在しましたが、言葉から受け取る印象は適材適所の方が近いと思います。

就活をするうえで漠然とでもやりたいこととか、あるいは業種とか、そうしたものを決めてすると思います。
ただ「やりたい」という気持ちだけで就活が上手くいくかと聞かれるとそれは別問題です。
そりゃそうなんですけど、会社はお金を払って私を雇うわけですから熱意だけで押し通すのは厳しくて、経験とかスキルとか、そうした方が重要視されるのは当然のことです。

この「自分のやりたいこと」「自分の過去の経験から得ているスキル」相違を自分で気が付けていたら、最初から「自分と仕事」の関係性への覚悟はある程度できるのかもしれません。
それが全て分からないから就活は難しい。となってしまうんですけど。

今思うと、自分の知らなかった自分の特性を知る、あるいはつきつけられる、それが就活だったんだと思います。
それこそ適材適所、延いてはそれがご縁という言葉にこめられているんだと思います。

私もね、驚きました。当時は本当にいろんな業界を受けたんです。
けれどもどの業界においてもある職種は全落ちしたのに、ある職種ではどの業界でも全て内定をもらいました。
さすがに私もこの時感じましたよ。「あ、私の特性はこの職種なんだ」って。

そして同時に、先人たちが言っている「ご縁」はこういった部分のことを言うんだろうと感じました。
勿論、違う部分で感じる人もいると思います。知らなかった会社を偶然見つけた。とか、面接官と相性が良かった。とか、様々感じる要因がある中で、私は職種と言う部分で感じました。
就職活動にご縁は存在する。と。

これはマイナスな言葉ではない

今現在就活をしている方、この言葉を聞くと「ご縁という言葉で済まさないで!!」と思うと思います。私も当時は本当にそう思っていました。

ただ本当に自分の予期していない部分でなんでか分からないけど上手く歯車がかみ合って、なんか思った以上に事が上手く進んで、みたいな場面は確かに存在するのです。

人生において恐らく一番自分と向かい合わなきゃいけない時期だと思いますし、自分の未来がどうなるか分からない不安とかを感じてしまう時期かと思います。

そうした時に「就活はご縁だから」って聞くとむきーーーーっ!!!て思っちゃうかもしれませんが、これは決してマイナスな言葉ではないということを頭の隅に置いておくと、少し楽な状態になれるかもしれません。
というか、そうなることを願っています。

今回はこうした就活とご縁という言葉についての思考を記してみました。