「おどる女」
社会の中に女が一人
感情の根っこを引っこ抜いてみても
悩みの種はまた芽を吹かす
毎日同じようにぐるぐる回る
時に突として飛んでくる花束は
綺麗なふりして透けて見える罠
私は踊る 喜んでいるように
そうすれば貴方達がわらうから
その意味を知らぬふりして
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社会の中に女が一人
感情の根っこを引っこ抜いては
その色形の違いに興味を示す
毎日同じようにくるくる廻る
彼らからの花束も受け取らずに
知らぬ間に愛想をつかされているかもしれない
私は躍る そして喜ぶ
蝶々を追いかける少女のように
意味を忘れて これからも
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