LAS合同誌『君のそばで眠らせて』に参加しました

ども、のの@綾幸第1支部です。
今回はエヴァンゲリオン二次創作のLAS合同誌『君のそばで眠らせて』に参加したお話です。

■参加の経緯
僕はもっぱらLRS(碇シンジ×綾波レイ)界隈で活動している人間なんですが、今回は、はな丸さんが主宰する合同誌『君のそばで眠らせて』という企画に参加しました。
それというのも、本企画発表された2021年12月、僕は自作のLRS同人誌『A.D.2016』を書き終えたばかりだったんですが、本作でLRSを考えすぎて、逆に「同じ前提でLASだったらどうなるんだろう」と思うようになっていたタイミングではな丸さんの企画発表がございまして、これは渡りに船だぞと思い、企画への参加を志望した次第です。

■時空設定
・旧劇アフターEOE。式波じゃなく『惣流・アスカ・ラングレー』のLASを書こうと思ったので選択の余地なし。

■本作のテーマ
ひとを好きになることで、絶望と断絶を踏破する話にしたいと思いました。
誰か(何か)を好きになることで世界が変わる話。
※本作におけるアスカを夕陽、シンジを夜に見立てて書く

■人物設計
①惣流・アスカ・ラングレー
セカンド・チルドレンとしての自分をアイデンティティにしていたため、それを失ったことで精神的には路頭に迷っている。故に過去に拘り続け、本人も無自覚のうちに「昔はよかった」という話ばかりしている。

②碇シンジ
サード・チルドレンとしての過去から目を背けたい。あまりにもつらいことが多すぎた。故に未来を見続ける。しかしその姿勢がアスカには眩しく映り、未来の話をしていない自分に気づかされる。

■事前に予定していたプロット
・シンジとアスカが空港でお別れする
・ソーセージにメープルシロップをかけて食べて『罪の味』と言う
・お別れの間際に「あんた、バカ?」と言う
・アスカがシンジに対する好意を自覚する
※上記を通過点として話を進めることを心がける

■参考にしたもの
①『New School』By 度會将士
⇒いくつかのシーンを収録曲から引用しています。
 劇中出てくるパンケーキの話は『ブラウンシュガー』より。
 下記MVの『Bonfire』はメインテーマって感じです。

②『ターミナル』By Sスピルバーグ
⇒空港という舞台装置をお借りしました。映画自体も超好き。

③『スプリット』By Mナイトシャマラン
⇒この作品のメッセージはとても危うく、間違ってもいるのだけど、理不尽な境遇に遭ったことのある人には慰めにもなっていると思う。
そういう意味ではこの作品で主人公の女の子と敵役の男に起きる精神的な共鳴のようなものが、本作のシンジとアスカにも起きてほしい。

■おわりに
そんな感じの、文字書きの自作語りでした。はな丸さん主催の『きみのそばで眠らせて』は、3月8日から通販開始しております。総勢15名の書き手による、300頁超の合同誌。表紙も美しく、物語も多種多様。LAS勢のみなさま、是非ともお手に取ってみてください!


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