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めんどくさいリアコのお話。

世間に馴染みたい。精神的に安定して友達がいて、彼氏がいてみんなから愛される女の子になりたかった。

25歳になるのが怖い。絶望しかない。世間の普通が私は全部出来ていない。普通に友達がいてオールで遊んだり、彼氏がいて愛される事、同年代の雑誌とかテレビは当たりの様に同年代の子達が恋愛話や友達話をする。それを見る度に私はこの世界で異質な存在なんだと感じる。そして絶望的な気持ちになる。何が悪いだろう。自分なりに頑張って頑張って頑張って頑張って人の顔色伺いながら機嫌悪くならないように頑張ってきた。でも見下されて結局そのまま疎遠。その繰り返しだ。トロ臭いからなのだろうか、それ以外の原因なのか分からない。唯一の癒しだった大好きな推しはどんどん売れていってもう天の人になってしまった。もしコロナが治まってももう、前みたいな入り待ち、出待ちも出来ないだろう。新規寄りになるが2年目で新卒なのに行ける現場は行くスタンスだった。オールナイトニッポンは入りして、ファミレスでラジオ聞いてコンビニ行って渡すモンスターエナジー買って出待ち。そしてまた昼間の文化祭のイベントに行くまで寝て夜はルミネ(※推しと一緒の電車乗ったのは予想外だったが)そしてとにかくライブある事に手紙を買いきまくった。そしてある日いつも通りの出待ち私の番になった時初めて苗字を呼んで貰った。しかも呼び捨てで。私の人生で初めての事だった。私は嬉しかった。私はそれまで中学時代、高校時代と何が気に食わないのかイジメられていた。通っていた中学も高校もほぼ学級崩壊していた。親はそれでも不登校を許してくれなかった。貴方は頭が悪いからとか金銭面とか色々言われた。そんなこと言いつつとある作家の学校が嫌なら逃げていいよって絵本が置いてあった時ふざけんなって叫びそうになった。何が逃げてもいいんだよ。逃げても私みたいな鈍臭い人間が行き着く先は引きこもりになるだよ。不登校を否定するわけじゃない、でも世間は簡単に不登校を進める。でも親が理解してくれないから身を削りながら学校に通っている子も世の中にはいることを理解して欲しい。そしてそんな子達にも抱きしめて欲しい。頑張っているねってたくさん褒めて欲しい。ただそれだけなのに。

就活の時には発達障害と発覚し、絶望しかなかった。世間の健全な青春を送りたかった。実はとっくに死んでいて地縛霊じゃないかって何度も思っていた。それなら神様早く私を成仏させてって何度も願った。

多分普通の人にとってはそれが大した事じゃないと思うけどでもあの日推し、いや好きな人に自分の苗字呼んでくれた時私もこの世界にいてもいいんだ。透明人間の私を彼は色を付けてくれた。あの日帰り道の息を走りながら見たネオンで色付いた渋谷の夜の街の光景は多分一生忘れられないと思う。

でも推しはどんどん売れて遂に大好きだった渋谷の劇場をいきなり卒業した。どんどん存在が大きくなってもうきっと推しは私の事を忘れてしまっている。自惚れだった。所詮私なんかファンという名のパズルの一部分にしか過ぎない。やっぱり私は透明だった。貴方は貧困から自分の抜け出して輝いていく姿に素直に祝えない。人気が落ち着いて前みたいにまた無限大に戻ってまたライブたくさんして欲しい。程よい人気でいいのにって感じてしまう最低なファンだ。これ以上人気なんか上がって欲しくない本当に自分は人間としてクズだ。でも私は兼近さんの話を交わした会話をずっと引きづって生きるだろう。最後にコロナ前にあった薬局の写真会で奇跡的に当たって写真撮る前に一瞬で○○じゃん〜って言ってくれてありがとう。私は弄れているからもう忘れたと思ったよって笑いながら言ったら忘れるわけじゃんって言ってくれたの嬉しかったよ。ありがとう。透明な存在じゃないって言われたような気がして嬉しかった。今日も今日拗らせながら貴方を応援するだろうな。ごめんね。嫌いになれなくて。

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