伸び続ける平均寿命と国民医療費の高騰~フレイル(虚弱)とは~

今回は健康管理士一般指導員としての立場で書いてみました。情報源は指導員への定期刊行物「ほすぴ」(予防医学学術刊行物173号)です。

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▼超高齢化社会、膨れ上がる国民医療費

・ 平均寿命は男女とも過去最高を更新(男性81.25年、女性87.32歳)

・ 100歳以上が7万人超え

・ 死亡者数3位に老衰が浮上

国民医療費ははじめて43兆円超え、介護費用は10兆円超え

・ 65歳未満の年間の国民医療費は18万7000円、他方で75歳以上は92万1500円

▼約350万人の高齢者が筋力・活動力の低下や体重減少に(フレイル状態)

政府は2019年6月に「健康寿命の延伸」を重点項目に挙げ、介護予防とフレイス対策を柱に位置づけました。

フレイルとは「虚弱」を意味する英語「frailty」が語源となっています。筋肉や骨などの機能が低下し、心身ともに弱ってきた状態です。この状態は健康と介護が必要な状態の中間を意味しています。

フレイルは、食べる量が減り、足腰の筋力が落ち、家に閉じこもりがちになるという悪循環が続くことで、寝たきりになる恐れも高くなります。

▼フレイルにならないようにするにはどうすればいいのか

食事、口腔ケア、運動がカギ。食事は、単に栄養面だけでなく、家族や友人とともに食事をする「共食」の機会も設けることが重要としています。食事をしっかりと取るためには口腔ケアが欠かせません。よく噛んで食べることや、少し噛みごたえのある食材を選ぶことも重要です。

以上は「ほすぴ」を参考にしていますが、運動については、私見ですが、筋肉量だけでなく、バランスのよい筋肉量の確保と筋力アップを測ることと、身体のバランス(言い換えれば姿勢)を整えていくことが重要と思います。

やはり日頃からの身体のメンテナンスが重要だということだと思います。

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