【語れ!】~本気のシェリンはパねぇ実況者かもしれん編~【再掲】

※この記事は、2020年に開催された『第3回マリカにじさんじ杯』でのシェリンさんの猛練習と、それを見て筆者が感じたシェリンさんの魅力を記したものです。2021年初頭に公開し同年中旬に非公開にいたしましたが、2022年1月6日に再公開いたしました。
いいね等の反応を下さった方、ありがとうございました。シェリンさんのYouTubeチャンネル登録等もぜひどうぞ。マリカ以外のアーカイブも魅力が盛りだくさんですので、ぜひお楽しみいただければと思います。
記事の内容に関しまして、なにか問題がございましたら削除させていただきます。

推し活を頑張ってるみなさ~ん!
藪からスティックで恐縮ですが、にじさんじの中で「ゲーム実況者」と言ったら誰を思い浮かべます?

 やっぱり元ゲマズの面々ですかね。葛葉さんとか叶さんとかはまさに今をトキメクFPSプレイヤーですし。笹木咲さんや本間ひまわりさんなんかも様々なゲームジャンルで大活躍していますね。
 元ゲマズ以外でも強豪はそろい踏み。トレーディングカードゲームに明るい加賀美ハヤトさん、インディーズゲーム配信に定評がある黛灰さん、にじさんじ無双などでおなじみイブラヒムさんなどなど。にじさんじには目を見張るほどの魅力を持ったゲーマーさんが集まっています。一種のeスポーツ集団みたいだよね。

 ……でも、みんな忘れてない?ゲームつよつよライバーの陰に身を潜めつつも、その圧倒的存在感が漏れ出てしまっている「ヤツ」のことを。
 最近ちょっと話題になることが多くなったような気がする「ヤツ」のことを。

にじさんじが誇る名探偵(審議中)、シェリン・バーガンディの存在を――!

「えっ!?『シェリン』って、あのシェリン?」

初手パワポ芸の……

音割れの……

光るチンくぁwせdrftgyふじこlpあんな人なのに……!?

 はい。あんな人なのに。びっくりするだろうさ。でもこの男、掘り起こしてみると何かキラキラしたものが出てきそうなのである!!

 そんなわけで、今回は思い切って「ゲーム実況者としての」シェリン・バーガンディ氏を語ってしまおうと思います。
 とはいえ、筆者もライバーさんを知るようになってから数ヶ月の若輩者。それに自分はゲーム好きに毛が生えた程度の経験値しかないから、プロゲーマーみたいな分析とかはできないし。他の作者さんのように的確にライバーさんを褒めたり分析したりできるかは定かではありません。清々しいほど全部ただの筆者の感想です。
でもど~しても、今のうちに推しを語りたい!鉄は熱いうちに打ちたいし、推しも熱いうちに褒めたい。
 拙著ではありますが、シェリンさんの良いところ、魅力が詰まっているところ、大事にしていることが「良い形で」「軽すぎず重すぎず」伝えられるように頑張ろうと思います。

 なお今回は、自分がシェリンさんをもっと応援しよう!と決めた「第3回マリカにじさんじ杯」に焦点を当てて語りたいと考えています。というかそこしか語ってないっす。本当はARKとか逆転裁判とかも見どころがたくさんあるのですが、この記事ではPvPゲームに全力で挑むシェリンさんについて述べていきます。
 シェリンさんのゲーム配信はどれも面白いから全部見ろよな!

逆境の魔境を真っ向から滑走 ~すごく追い込む~

 きっかけは昨年度の第3回マリカにじさんじ杯(以下マリカ杯)準々決勝直前。彼の「この発言」が、いかづちのように筆者の脳天を直撃しました。

 ――時はさかのぼりマリカ杯予選。前年度は待機画面芸人としての名を轟かせていたものの、あえなく予選敗退していたシェリンさん(生で見てみたかった……)。しかし今年は快走の末、予選リーグを3位で勝ち抜け本戦への切符を掴みます。順調な滑り出しを見せたご様子。

 ……「ご様子」とあいまいな表現を使ったのは、実は作者はこの少し前からVtuberに注目し始めたばかりであり、かつシェリンさんのチャンネルは登録こそしていたものの、ほとんど確認していなかったため。
 この予選の様子も「ふーん、シェリンさんもいい感じじゃん」程度に流してしまっていました。
 そもそもシェリンさんがこういった対人戦ゲームにも触れられることが意外でしたね。のんびりマイクラ配信の印象が強すぎて、こういうゲーム苦手なのかな……という思い込みがありました。

 しかし、事件を惹きつけてしまうのは彼が名探偵故か。
 波乱の準々決勝リーグ選抜、シェリンさんはあろうことかバチバチの魔境Bリーグに放り込まれることになります。これは筆者もびっくりしました。にじさんじを知らなくても、元ゲマズ陣を筆頭にゲーマーとして名を馳せている面々がひしめき合っているではないか!!!

 ってかシェリンさんの印象:「面白い」ってなによ!ドリブルがうまいみたいな扱い!
 かなり顔が広いメンツが集まっているのが衝撃的だったため前年度大会の様子を切り抜きなどで確認してみると、なんと前回大会優勝者の葛葉さんと前々大会優勝者の成瀬鳴さんがいる。そもそもシェリンさんと同じ予選リーグで1位通過だった北小路ヒスイさんもいる。主催の剣持刀也さんもいる。なんかみんな強そう!

 正直に白状すると「シェリンさん、これ終わったなぁ」と思ってしまいました。予選ではシェリンさんが1位をとったレースもあるようで、健闘はしているみたいだけどメンツがねえ……。

 と思っていた矢先、自分のROM専Twitterが更新されました。そして冒頭に至る。

――葛葉さんが(Bリーグ参加者に対する)評価をしている切り抜きを見たんスよ。「(強者が揃う中で)シェリンさんは面白くって~」って……www
――勝つ。勝ちたい!!

 この局面でもまさかのレイズ……!?ほとんど負け戦じゃないか!こんなバイオ3でタイラント戦にハンドガン(残り4発)で挑むみたいな試合、自分だったら投げるよ絶対。それを「僕が勝ったら面白いだろうから」ってアンタ!!

 そして満を持して始まるマリカ走り込み配信。このツイート直後の練習配信から本番まで、追い込むこと総計20時間越え(筆者調べ)。
 筆者も作業の隙にお邪魔しようと見始めていたのですが……「作業の隙に」のつもりが、どんどんその練習風景に引き込まれてしまっていました。おかげで進捗全然だめです。へっへっへ(?)

 特に本戦当日AM1時頃から始まった練習配信は見ものでした。「魔境へ放り込まれたことを知ってからずっとマリカマリカマリカ……」だったらしく、作者の想像以上の腕前になっていたシェリン選手。ここから本番までほぼノー休憩だったにもかかわらず集中力とトークが途切れなかったのもすごい。
 「周りからの評価が低すぎるんだよなあ!」とからから笑いつつも「勝ちたい」とどこか普段よりも真剣な様子で練習を重ねているのがすごく印象的でした。

ここが好きだよシェリンのマリカ ~すごく真剣~

 そんなシェリンさんの鬼の走り込み配信を通して、筆者が「面白い!」「いいなあ!」と思ったところを書き出してみました。
 前述したとおり筆者はプロゲーマーではないし、そもそもマリカに関してはGBA版~wii版あたりで歴史が止まっているので正確な考察やら分析やらは落とせません。

 実はここを書くにあたって「変な思い違いや過大評価を書いちゃってご本人や他のリスナーさんに失礼があったらどうしよう……」とかなりどぎまぎしています(ならなぜ書こうとしたんだ)。単純な【筆者のシェリンさんここ好きPoint】としてお楽しみいただけると幸いです。本当にただの感想なんで!!気楽に流し読みして〜!!

+ 「理解してから実践」タイプ

 まずこれ。「技術量で勝てない分、とにかく知識だけは全部入れて挑まないと」と、各コースのNISCや7Dのポイントをほぼすべて頭に叩き込んでから練習しているのが面白いなと。実行できるかは別として、本当によく勉強していらっしゃる。
 勝手な想像ですが、シェリンさんはゲームは説明書を全部読んでから起動するタイプなのかもしれない。筆者はどんなゲームも説明書とか攻略情報の類は一切読まず、いきなり実践に交じって感覚を覚えて、どうしてもうまくいかないときだけ他の人のプレイを参考にする……というプレイのスタンスなので、シェリンさんとは全く真逆です。それまで参考にしていた友人やストリーマーもいわゆる「実践の中で学ぶタイプ」の方が多かったので、余計に新鮮に見えました。
 結局戦績をあげることができればどんな練習アプローチでもいいとは思うのですが(そもそも筆者の練習方法が正しいのかどうかもわからないし)、シェリンさんのように「情報を取り入れることを厭わず、それを実践に活かせる」人は、伸びたらかなり怖いのではないだろうか……もしかすると。

 このシェリンさんのスタンス、他のゲームでも垣間見える時があるような。例えばマイクラでは、学んだ情報を自分なりに再解釈して回路に取り入れているところとか。冒頭に乗せたパチンコ看板も最終的にはご本人が考えた回路を使っているそうですが、パチンコ看板という目標に至るまでにいろいろなトラップで使った回路の知識がそこに活かされているわけだし。

+ 根性で攻める

 これも想像なのですが、PvP系の対戦ゲームが強い人って「日頃こつこつ練習を重ねている人」か「すでに才能があってそつなくこなせてしまう人」のふたつに分かれると思うんです。で、世の配信者って後者が多い気がする。なんか知らんが勝てちゃいました!みたいな主人公タイプ。
 シェリンさんはどちらかと言えば前者ではないでしょうか。とにかくがむしゃらに頑張る。そんでもって短期集中型。ストイックに詰めて詰めて詰めに詰める!

 自分のプレイとうまい人のゲーム実況を比べて見ていると「やっぱりゲームって結局は才能というかセンスだよな」「才能がある人はなんか違う、頑張っても追いつけないな」と思うことが少なからずあります。
 でもシェリンさんの場合はそういうどうしようもない壁(今回でいえば魔境の強者たち)も乗り越えようと努力できるし、がむしゃらに頑張れる。多くの人が諦めてしまうことも全力で挑んでいる姿勢がこう……おお〜って(突然消えるボキャ)。

+ 自分のプレイに慎重で客観的

 配信内で好成績が続いても「でも魔境の皆さんはこれを優に超えてくるんだろうなあ」「自分はまだまだ初心者だから……と一喜一憂しないシェリンさん。普段顔が良いだの名探偵だの言っているのに、プレイに関してはすんごく謙虚
 悪く言えば「自分のプレイに自信がない」ということかもしれないけど、真剣にコース取りやアイテム管理を分析している様子とか、ちょくちょくレート上位層のライバーさんを見ながら走りを研究しているのを見ると、自信がないというよりきちんと自分を客観視して練習しているのでは、と感じます。

 なんというか、カンに頼らないところが好きです。マリカって普通のレースゲームと違ってアイテムとかステージ上の役物の存在が強いから、最後は運ゲー!となりがちだけど(筆者はそう思っています)、そういうものに頼らず実力で解決しようとするのがいい。

 そう、ちゃんと自分以外の走りを考慮に入れて練習できているのがすごい。だいたい一人で練習していると夢中になってしまって、その視点が欠けがちだからシェリンさんはえらい。(誰目線?)

+ ……でも意外と負けず嫌い

 いやゲームする人はみんなそうだよ!と突っ込まれそうなのですが……。
 自分のプレイにかなり謙虚ではあるものの、試合の端々で「勝ちたい」という意思が青い炎のようにちらちら見え隠れしているのがなんか熱かった。普段のシェリンさんでは想像できない「ゲーマーとしての闘争本能」が少し覗けたのではないでしょうか。ぜひアーカイブでその真剣さを肌で感じ取っていただきたいところ。

 枠の長さとサムネの暑苦しさが闘志を表しているようだ……。

+ 最終目標が「笑えるエンタメ」

ここ!一番やべーと思ったところKOKO!CoCo壱!!!(???)
 ここまでシェリンさんのゲームの姿勢についていろいろ自分なりに書いてみたものの、どれもこれも最終的にはここにちゃんと繋がっているな〜って。

 多くのゲーム実況者(配信者?ストリーマー?)が考えていることって大体「動画ないし配信を楽しんでもらうこと」ではないかと思うのですが、やっぱりゲーマーたるもの勝利にこだわる。
 マリカだけでなく、バトロワ系PvPや格ゲーの配信を主とするストリーマーは特にその色が強いと思います。だから「真剣に優勝を狙うプレイヤーを視聴者が見守る」みたいな配信スタイルが多い……ような気がする。真剣に優勝を狙っているからこそ、仲間どうし、もしくはプレイヤーと視聴者の間でギスギスが起きたり、それを乗り越えて優勝に到達したときにプレイヤーと視聴者が一体となって喜びたたえあったり。
 こういったスタイルも、普通に1人でゲームをプレイしているだけなら味わえない感動が生まれるからとてもいいと思います。

 もちろんシェリンさんもこのマリカ杯ではいちプレイヤーとして上を目指していました。
 でもその根底には「エンタメ」があることを忘れていないんです。多くの配信者が「優勝したい」という目標を持つ中、シェリンさんの目標はどこまでも変わらず「みんなに楽しんでもらいたい」であることがしっかり伝わってくる。個人的にここが本当に興味深いです。

 ――いや、『評価:面白い』は覆しちゃだめだよ。ふふはははww……『評価:面白い』をぎゅっっっっって握ったまま、一っっっっっ生離さない!!!!!!それは……嫌だ
 ――(チャットを見て)『面白い+案外強い』……ははは、『案外強い』がいいな!?『案外強いんだねえ!』っていうラインは超えたい。あははは……

 準々決勝本番直前でシェリンさんが発したこの言葉。何気ない一言でしたが、自分は大会から1ヶ月経った今でも忘れられないんですよね。思いもよらず刺さってしまった。

 「こんなにゲームを真剣に練習したのは初めて!」と仰っていたくらい、シェリンさんのチャンネル内ではかなり「ガチ」に近い雰囲気の練習でしたが、快活なトークでレースを盛り上げたりコメントを拾って笑ったりする様子がメリハリとなって、本戦を含め最後まで画面の向こうの視聴者を楽しませてくれる配信となっていました。
 リスナーさん……被疑者の皆さんが草を生やしながら「頑張れー!!」と声援を送る様子も暖かく、和やかな雰囲気がとても居心地がよかったです。

そして時来る 〜すごく応援〜

 そんな濃ゆ〜い練習を経て、ついに準々決勝本番。

 結果は……あえなく敗退。準決勝進出ならず。
 全4レースのうち、2レース目で5位にのし上がり勝機が出てきたものの、3レース目で苦手コースに当たり順位が振るわず。本当に惜しかった。

 試合後、「やっぱつえーんだな、魔境って!」「いやあ、でもかっこいいところ見せたかった……」と悔しがりつつも、「皆さんありがとうございます、僕は全部やった!!」「来年は見てろよォ~??今日はこのぐらいにしてやらァ」と元気にすっきり締めくったシェリンさん。チャットも「頑張った、お疲れ様!」と明るくシェリンさんの健闘をたたえていたのも混ざって、心地よい雰囲気でシェリンさんのマリカ杯が終わりました。

 いや〜マリカ杯を見るまでシェリンさんを完全に舐めてました、自分。マリカ杯が終わった後も余韻が抜けず、そこからシェリンさんのゲーム配信アーカイブを夢中で遡りましたね。楽しくて楽しくて作業が進まんアカン!!

 今回のマリカ杯はお祭りとはいえ大会だったため、シェリンさんの他の配信とは少し雰囲気が違います。いつもはこんなピリッとした空気感ではなく、もっとバラエティ強めでエンジョイしてらっしゃいます。
 でもどの配信でも、ゲームに対する敬意とか姿勢とかがしっかりしつつも「笑える配信をしよう」という心がけが丁寧になされている。かつ、その努力がちゃんとファンに伝わってる。リスナーさんがアーカイブのコメントでシェリンさんの努力を認めてるもん。こんなnote書かなくて良いくらいだよ(本末転倒)。

ゲーマーだけれど「実況者」 ~すごく全力投球~

 実はこのnoteの題名、元は「本気のシェリンはパねぇゲーマーかもしれん編」だったんです。でも書いていくうちにちょっと違うかもしれないな〜と思いまして。下書きと完成が大幅に変わるタイプの書き手なんです筆者は。
 言ってしまえば、シェリンさんよりパねぇゲーマー……ゲームが上手い人、魅せプレイができる人はにじさんじの中にはたくさんいると思います。冒頭に挙げたライバーさんはその最たる例でしょう。範囲を広げて「YouTube上」で考えれば、いわゆる「かっこいいゲーマー」として活躍される方の数は天井知らずでしょう。

 そんな中でも負けないシェリンさんの強みは、自分の努力をエンタメに消化できることだと、Vtuberにわか兼ゲームトーシロながらにも筆者は思うのです。
 自分なりにたくさん情報を集めて研究して、出来る限りの時間を尽くして、とても真剣なのに常におちゃらけてるから笑っちゃう。○指定さんがどこかで岡崎○育さんのことを「すごい豪速球を投げてくるけど、その球が全部おはぎ」と例えていた話は割と有名だけど、その言葉がシェリンさんにも当てはまりそうだぁとふと思ったり。

 これ好き。実質歌枠。

 シェリンさんは「ゲーマー」より、「ゲーム実況者」と表した方がなんとなくしっくりくるなぁ。
彼は「ゲームでできるエンタメ」を追求する、真の意味でのゲーム実況者だと思うんですよ。……ちょっと褒めすぎ?

 夜中3時に書いているせいもあって狂気じみた文章になってしまった気がしますが、今回はこの辺りで。(今更だけどこの文章を世に出して良いか心配になってきちゃったぞ!!)
 調べていたところ、今回のマリカ杯ではシェリンさん以外でも胸熱なドラマが繰り広げられていたとか……神様と祓魔師のコンビとか、逆転優勝を狙う男とか。そちらも気になるところです。
 やっぱり箱ならではの大型企画を打てるのは流石にじさんじだし、主催の剣持さんをはじめ裏方を支えたスタッフさんの努力が光る大会でした。
楽しい時間を作ってくれたマリカ杯、シェリンさんの魅力を存分に引き出してくれたマリカ杯、ありがとう〜!!

おしまい。





おまけ 〜すごくおまけ〜

 まあまあ綺麗な感じで絞めようと考えていたのですが、最後にほんのちょっとだけ。
 終始ゲームをプレイするシェリンさんの魅力について語ってきましたが、彼はれっきとしたVtuber。ゲームの話だけで(というかマリカの話だけで)終わるのはいささか勿体無いではないか!!!!

 せっかくなので、Vtuberとしての」シェリンさんのパねぇところを筆者がピックアップしてみます。

 おすすめの切り抜きはこちら。時間がない人でもサクッと、しかしコッテリとシェリンさんの魅力がわかる!

 この動画の中でも触れられていますが、シェリンさんの顔はめ〜〜〜〜〜〜〜っちゃくちゃよく動く。ぬるっぬる動く。他のVtuberさんがどうかは詳しく知らないけど、シェリンさんの顔の動きは面白いくらいよく伝わってくる。

 特に金田一少年の事件簿シリーズでは顔の動きが顕著です。「ヘェッ!? 人が殺されたんですかぁ!? (すっとぼけ)」の時の目をかっ開いて驚いた顔、自分の犯行がばれそうな時に口をすぼめて誤魔化す顔、登場人物を煽るときの上から目線、あと絶叫。これは想像に容易いね。
 顕著なリアクションがない時も仕草が生々しい!瞬きした瞬間にキュッと引き締まる瞳孔とか、考えている時にぐっと口を結び眉を眉間に寄せるところとか。何かを思い出そうとするたびに視線が斜め上に行く様子なんかを見ると、もしかして普段から顔ですぐ隠し事がバレるタイプなのかな〜なんて考えてしまいます。

 単純に美人というより「表情が豊かで楽しげ」なのが高じて「顔がいい」という評価に繋がっていそうな気がします。シェリンさんの配信を作業用BGMにしようと思っても、動く顔を見るのが楽しくてついつい手がお留守になってしまう。この感じ、水族館でクラゲの水槽をじーっと眺めている気分に似ているような……。

 他にもシェリンさんの推しポインツはたくさんありますが、それはまたおいおい。
 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。シェリンさんはいいぞ〜!


【時を経た追記(2021.1.6)】~すごく強くなった名探偵~

 あれから時は進み2021年暮れ。誰がこんなシェリン氏の姿を想像しただろうか……!!
聞くところによると、普段の配信準備に加え、レバガチャダイパンのナレーション収録、メインで出演するイベントの準備などなどの激務の中で、シェリンさんはこつこつと練習と研究を重ねていたらしい。
 しかも、ただ走り込むだけでなく、解説動画などをこまめに確認してショートカットやアイテムの活用法を研究したり、プロのマッチを観察したり。高校で部活に打ち込んでいた時期を思い出すような練習を、限りある時間の中で行っていたようです。

予選リーグ決定後の練習配信。1年前とは何もかもが違う……!ただひとつ変わらないのは、穏やかだけどなんかズレていて面白いトーク。お前も面白いって思うよなみど太郎?(ネタ詳細はアーカイブをチェックしてね)

1年後の2021年マリカ杯の感想はおいおい語る(かも)として、最も注目すべきはその継続力。「努力」のひとことでは零れるほどの追求精神です。
 ここまで努力を続けていると、誰だって何度かは嫌になることもあるはず。でもシェリンさんはここまでマリカを続けても、

「マリカはね、楽しいから。続けられました。1年間。」
https://youtu.be/lGlxfZty6zg

と言える。本当に強い人だと思います。
 その言葉を聞けてよかった。周りの評価とかプレッシャーで続けているのではなく、好きでここまで続けられているんだな。すごいな。

 ただ、ここまで実力を伸ばしても「僕の1年間の頑張りはゲームがうまい人に数週間で抜かされます」と明言してしまうところにシェリンさんらしさを感じます。
 筆者としては「そんなことない!シェリンさんの実力は配信上でも証明されているよ!」と素人ながらも否定したくなる気持ちも、「確かににじさんじのゲーマーたちの実力は天井知らずだからなぁと共感する気持ち」もあります。綯い交ぜになっています。
 でも自分を含めファンにできることは遠い場所で応援することだけ。なのでこれからも名探偵の頑張りに陰ながらでもエールを送らせていただこうと思います。これはマリカだけでなく、普段の活動でも。
 「応援する」という行為及び感情そのものは、形のないふわふわしたものだけど、それで探偵さんの活動が少しでも前向きなものになれるのならば、私は『私ができる範囲で』彼を応援させていただきたいなと思います。

 シェリンはシェリンを頑張っているので、私は私を頑張る。

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