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女性の引きこもりが増えているらしい

4月19日に放映されたクローズアップ現代を見て驚いた。女性の引きこもりが多くなっているというのだ。因みに言っておくが、驚いたのはそこではない。

家庭の事情で仕事を辞めて、家庭に専念している人に対して引きこもりと呼んでいることに驚いたのだ。

クローズアップ現代に出ていた女性達は皆、社会に貢献していない自分に劣等感を抱いていた。社会に出たくても一歩踏み出せなくて悩んでいた。中には何もしていないことに不安を感じて6時間も掃除をしていた人もいた。


……思うのだが、家庭に専念していた人達は果たして引きこもりなのだろうか。


私個人の見解だと、引きこもりというのは働いていないプータローというイメージだったのだが、どうやら今は違うらしい。
いや、上記に書いた彼女達こそ、自分自身を引きこもりだと思い込んでいるように私はみえた。


……社会に認められていないといけないのだろうか。
というのも子育ても立派な仕事で、社会貢献だと私は思う。
しかしテレビに出ていた彼女達は違うのだ。

社会の一員になって働かなければらないと思っているのだ。
確かにこういうことを良くテレビとかで耳にする。

しばらく家庭に専念して、いざ働こうとすると、相手にこの人ブランクがあって大丈夫かなと思われてしまう、と。

家事や育児は、仕事だとは認められない世の中なのは確かなようだ。
そういう考えが蔓延しているせいなのか、クローズアップ現代に出ていた女性達は凄く焦っていた。働けない自分に憤りを感じていた…。

この…何かをやっていないと認められない世の中の思考こそが、ますます生きづらいと感じる要因なのではないだろうか。


昔は家事手伝いという言葉があったが、今はそれも通用しないのだな。
今は女性も社会進出をして、男性に負けず出世することが望まれているのだ。と言っても現代の女性は、仕事をしながら家事も育児も完璧にこなすことも求められている。

……。
これは本当にいい社会なのであろうか。
色々やらなければならないと身構え続けていると、いつか心が疲れ果ててしまう。

社会の要求をこなすことが正しい生き方なのだろうか。
誰かの意思に従って生きていくのが、果たして社会の一員になれるということなのだろうか。

それこそ思い込みなのではなかろうか、というのが私の感想だった。

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