どこにいこう したがき
あまり話をしたくない、するか変に悩む事。
みんな、よくある奴だと思うけど、こういうのあるよね?
○○な人は▲▲。
○○な人は危険だから逃げろ。
○○な事をする人間には関わるな。
こういう何でも自分に当てはまりそうな内容を羅列して都合よく解釈できるもの。占いにしても、病気とかそれこそ障害、何でもあるし、どこにでもこの手の狙った文章や画像コンテンツあると思うけど、これって本当に危ない考え方やコンテンツだと思う。
占いの本とか、比較的、言われやすいジャンルは、みんな半信半疑だったり、そういうものとして受け止めて遊んでると思うけど、仕事や人間関係でこういう事が散乱してしまうと人間本当に変ると思う。
自分の正当化や、自分が楽になる言葉が増えていく。
ここで都合よく自分が有利になりたい、楽になりたい人間というのはさ。
楽じゃない理由を持っている訳でしょ。
楽になれない理由がある訳。なぜ? 何したの?
・・
家に帰ってくるといつもの母親と祖母が大きな声で話していた。
母「晩御飯何食べたの?」
祖母「…」
母「ごはんがあったんじゃない?」
祖母「ご飯食べたわ」
母「なんの?」
祖母「レンジで温めて食べた」
母「なんの!」
母「たこの炊き込みご飯でしょ!」
祖母「ああ、そうそう、佐藤のご飯」
母「た・こ・の! たこのご飯でしょ!」
祖母「そうそう」
母「た!こ! 言ってみ! た!こ!!」
祖母「さとうのご飯?」
母「さ!と! 違う!! た!こ!!」
祖母「たこな、たこのご飯を」
母「私が買ってきた! 今からサラダ食べる!」
祖母「ああそう」
母「野菜をちぎって作るんよ」
祖母「ああ、そう」
母「ち・ぎ・る! ち・ぎ・って・つ・く・る・の!」
祖母「(無言)」
母「野菜貰ったけんな美味しいけん、これ食べ!」
これを延々と繰り返してる。
何なんだこの二人はって今でも思う。
今でも僕は精神的に気分が最悪だ。
僕が死ぬなら、やはりこいつが原因だろう。
こんな事をしていたら人間は幸せにもなれないまま死ぬだけだ。
・・
母は祖母から、幼少期に似たような教育の仕方やしつけを受けたのかな、と思った。けど、違うと思う。
「あの阿呆の親から」
と母が言うように、母は祖父母から教育を受けていない。
教育を受けていないと言うより、満たされないまま今に至るのだろう。
「勉強もできない(学が無い)あの人ら」
僕が産まれてから、記憶も無い、物心もつかない幼少期から、母親の、このやり方で育っている。
癇癪、キチガイってこれだよな。
こういう風に赤ちゃんみたいな頃から育って、この親を見ながら、この親に生かされて育つって、それは歪むよなと思う。
僕が世界で一番 不幸だとは思っていない。
というか、もうそういう視点で考えている人、本当に嫌い。
・・
その後、別の話題になっても、リピートアフターミー状態の少女老婆が嬉しそうに燥いでいる。
実の母親を、認知症で今、目の前の事も分からない人間に、
よくそこまでやれるなと思う。
育て直しみたいなやつだと思う。
これって「復讐」なんだろうなって思う。
機能不全家族が生む負の連鎖
僕が20歳を超えた頃から僕の人生の大きな問題
・・
自分が満たされない事、自分が幼少期から気に入らない両親を、最後の最期、言い方は悪いが完全に壊れてしまった祖母(母の母)に講釈して悦に入る事がこの人の幸せや正解なのかと思うと、人間、って感じがする。
僕も同じことをする。
絶対というのは変だけど、ずっとそう思っている。
・
僕がこの2年くらいで気が付いて、僕なりに悪戦苦闘、苦悩している。
でも、もしこの二年間が無ければ。僕が今の僕になっていなかったら、僕は自然に、当たり前のように、この母親と同じことを繰り返していると思う。
この母を、死ぬまで、生き地獄に、虐待や嬲り殺していると思う。
・
でも、僕は気が付いて理解している。
これは我が家の業なのだ。運命なのだ。
祖父が祖母を甘やかし、祖母は結婚後、自由に好きな事を祖父にさせてもらった。
溺愛する自慢の娘の人間的な成長をさせなかった。
これは祖父母から母に続く機能不全家族と、祖父母もまた一種の毒親である事。毒親関係は引き継ぐ。遺伝する。
暴力や支配だけが毒ではない。
そして、少女老婆のまま今に至る。
死にかけて、やっと自分の何が間違っているのか、痛いほど見えてきた。
何を間違って解釈や誤解しているのだろうか。
僕はこの地獄の理由を探した。
自分がどうしてこうなっているのかを知らなければならないと思った。
時には発狂したい、痛すぎて聞いてられない。聞きたくない自分の過去にも触れないと僕は気が済まない。変われない気がする。
今でも気に入らない事、自分を正当化して美化している事。
自分の中では受け止めて、見直している。
自分の都合よく語らないように極力したい。
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