のん

心の整理をしています。 全て独り言。

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最近の記事

心を緩める。

長く、一人暮らしをしていた。 20代の頃は、安普請の壁の薄い狭いアパートに暮らしていた。 その頃は、とにかく物音が気になって仕方がなかった。 隣の部屋からの大きな笑い声、話声、階下の部屋からの音楽の重低音、掃除機をかける音。 もちろん、常識的な時間にする分には我慢する。 しかし、時計が零時を回っても聞こえてくる隣人からの生活音には、我慢がならなかった。 もともと、夜はしっかり寝ないと駄目なタイプだ。 夜に目が覚めると、翌朝すっきり起きられない、疲れが取れない。 若者向けの

    • ストーカーはどうしてストーカーになるのか。

      随分前だが、知人に紹介され、お会いした男性がいた。 いくつか年上で自営業をしており、そろそろ結婚を考えているが出会いがないとのことだった。 まず、紹介者の知人も一緒に食事をし、二回目は二人で会うことになった。 映画を観てお食事をしたが、特に嫌な感じは受けなかったので、再度会う約束をした。 三回目に会った時に、違和感を感じた。 ずっと自分の話。自分を知ってもらうためのアピールなのかな、と思い黙って聞いていたが、私の話や意見を一切聞いてこない。 そして、自分はどれだけすごいか、

      • 男の呪い・女の呪い

        子どもの頃、親に言われた。 お前が産まれて来るとき男の子だと思って、男の子の名前しか考えてなかった。産まれてきたら女の子でがっかりして、名前を考える気になれなかった。 そして、女は少しくらいバカな方がいいの、いつも笑っていなさい。愛嬌がないと良いところにお嫁にいけないよ。とも言われて大きくなった。 女の子なら、後継ぎが欲しかったからお前が女でがっかりした、と言われた経験のある人は少なからずいると思う。 そして男の子なら、お前がこの家の後継ぎだとか、将来女房子供を養うため、勉

        • 父という生き物

          家の父は、俺の家は俺の物。家は、俺が快適に過ごせる空間だと思っている。 そこに、家族の意思は存在しない。 俺が、俺の家で、俺の思う通りに過ごせないと、不機嫌になる。 そして、家族が少しでも反論しようものなら、烈火のごとく怒る。 俺の物は俺の物、お前の物も俺の物なので、私が家の物を捨てたり、誰かに譲ることは許されないのに、父が私の私物を捨てるのは自由だ。 私が私物を勝手に処分するのも許されない。まず、父にお伺いをたて、必要かどうか聞いて、父がいらないと言わないと処分できない。

        心を緩める。

          男の呪い・女の呪い

          子どもの頃、親に言われた。 お前が産まれて来るとき男の子だと思って、男の子の名前しか考えてなかった。産まれてきたら女の子でがっかりして、名前を考える気になれなかった。 そして、女は少しくらいバカな方がいいの、いつも笑っていなさい。愛嬌がないと良いところにお嫁にいけないよ。とも言われて大きくなった。 女の子なら、後継ぎが欲しかったからお前が女でがっかりした、と言われた経験のある人は少なからずいると思う。 そして男の子なら、お前がこの家の後継ぎだとか、将来女房子供を養うため、勉

          男の呪い・女の呪い

          孤独死

          先日、テレビで孤独死を扱う番組を見た。 概ね、孤独死をなくそうという趣旨の番組で、独居老人が増え続ける現代、地域で支え合っていこうというものだった。 昔、年配の方からよく聞いたのは、畳の上で死にたいというものだった。 畳の上で死ぬというのは、自宅で、家族に看取られながらというものだ。 昔は医療もそこまで発達しておらず、病院で亡くなる人よりも自宅で亡くなる人のほうが多かったからだろう。 その上、大家族だったから、常に家に人がいた。 ご近所も、遠慮なく訪れた。 死は身近にあった

          孤独死

          父の常識、私の常識

          共存できない世界線がある。 挨拶、食事のマナーなど。 私は父と同居しているが、80歳近い父とは、すべからくあらゆる事柄が合わない。 父は夏の間中ずっと、家の中や庭を上半身裸でうろうろしている。 来客が来れば、そのまま出る。 私は、その姿が不快でしかたがない。 何か着たらと言っても、暑いから。で終わる。 食事の時。 父は、すべての物を啜って食べる。 味噌汁、お肉、お米、すべての食材を。 そして、食事が気管に入り、激しく咽ながら食事をする。 啜るから気管に入るんだよ、と言っ

          父の常識、私の常識

          身内に頼らない生き方

          昨日、出来るだけ身内に頼らない覚悟をしていると書いた。 強がりでも、相手に迷惑をかけたくないからと言っているのでもなく、本当に、心から、頼らないで済むのなら、ひとかけらも頼りたくないのだ。 まだ、私がもう少し若かったころ、姉にさんざん言われた。 お前が結婚してくれないと困る。 お前が一人でいたら、将来お前の面倒を、私や私の子供が見ないといけなくなる。 そんな迷惑かけられるのは困る。 だから、絶対に結婚しろ。 おまえは、私に頼らないと言っているが、そんなの不可能だ。 だっ

          身内に頼らない生き方

          一人者の老後。

          生涯独身でいる人が増え続けている。 私もその中の一人、戸籍はきれいなまま。 私は、結婚したかったわけでも、したくなかったわけでもなく、無理して結婚するなら一生独身でいた方がいいい、という考えでこの年になった。 五十歳の声が聞こえてきた今は、もう結婚する気はない。 もともと、一人が寂しいとか感じたことがないし、不便だと思ったこともあまりない。 なので、一人で生きることに全く後悔はない。 後悔を感じてないのは今、元気だからであって、年を重ねて人の助けが必要となったときに、<

          一人者の老後。

          機能不全家族

          もしかしたら、うちって機能不全家族だったのではないか? そう気づいたのは本当に最近だ。 私から見る家族は、空気の父、理不尽な母、意地悪な姉。 ずっと、そう感じていた。 父から、母から、姉から見た家族はまた違う風景になるだろうけれど。 でも、私は小学生の時から早く家を出て一人暮らしをしたいと思っていたし、やっと家から出られたときは、本当に自由でうれしくて、寂しいなんてまったく思わなかった。 一番つらかったのは、母の重すぎる愛だ。 お前のことを思って、お前が大切だから、お前を

          機能不全家族

          あなたの好きなもの、私の嫌いなもの。

          子どもの頃から、私はコロッケが好きではない。 食べられないわけではない。ただ、好きではないのだ。 小さなころから両親に伝えていたのだが、母は死ぬ1年前くらいまで一向に覚えてくれなかったし、父はいまだに覚えない。 父は多分、揚げ物の中でコロッケが一番好きだ。 なので、必ずコロッケを買う。 そして、自分の分だけではなく、私の分も買って行ってあげようと二個買う。 私は、メンチやハムカツが食べたい。 コロッケは食べたくない。 子どもの頃から三十余年。 コロッケはあまり好きではないと

          あなたの好きなもの、私の嫌いなもの。

          本社のI君の女性像とは

          『早く結婚したいんですよね』 先日、本社のI君が雑談の折につぶやいた。 『お付き合いしている人がいるの?』 聞くと、考え方の相違で別れたばかりだそうだ。 原因は、彼女がI君の理想と離れてきてしまったからのよう。 本人も、『自分の理想通りの女性はいないと分かっているんです。分かっているけど、変われない』とのこと。 I君の求める女性は、処女性・母性に溢れた人。 付き合いだした時に相手が若く、俺色に染められても、時が経ち経験を重ねると、女性にも意見や考えが出てくる。 それが許せな

          本社のI君の女性像とは

          愚痴2

          私には、うちよりも更に田舎に嫁いだ姉がいる。 姉は芸能人のスクープと、人の悪口が大好きだと自ら言い切るような強烈な人で、私はずっと苦手だった。 そんな彼女が嫁いだのが、三世代同居となる田舎の農家の長男。 いろいろな事があったし、今でも様々な苦労があるようだが、なんとか暮らしは続いている。 この二・三年、姉からの長電話が急激に増えた。 今までの姉は、私の話を一切聞かず、自分の言いたいことだけを一方的にまくしたてるだけだったので、長い会話が出来なかった。 しかし、ここ数年で姉

          愚痴

          NOTEをはじめて6日目。 数日吐き出してみたが、最後には必ず父への愚痴へと向かってしまう。 最初はそんなつもりで書き出していないのに、どうしても愚痴になってしまうのは、父への不満がたまっているからだろう。 たまに会う友人に、父の愚痴を聞いてもらうが、小さなこと、些細な事はあまり言えない。 些細な事というのは、話で聞くと本当にたいしたことないように聞こえるからだ。 でも、その些細なことが毎日毎日重なると、我慢できないほど大きなストレスになる。 しかし、人にはそのつらさを分

          丁寧な生活

          丁寧な生活、あこがれる。 身体に良い食材を使って毎日自炊し、お醤油やお味噌を手作りしてみる。 肌に触れるものはシルクかオーガニックコットン。 部屋にいつもお花を飾り、玄関に靴は出さず、部屋はいつもシンプル&ピカピカ。 そんな生活。 でも、丁寧な生活を送るには、それなりのお金が必要になり、それなりのお金を稼ぐには時間が必要だ。 一緒に住む家族がいるのならば、その家族も同じ考え、もしくは丁寧な生活に寛容でなくてはならない。 ジャンクフードが好きで、部屋はごちゃついている方が落

          丁寧な生活

          特性

          先日、父が話しかけてきた。 『お前は具合が悪いのか?』 三月末に大きな話し合いをし、決裂した。 それから、用がない限り私から父に話しかけることはしなかった。 そして、半年たってやっと、私の様子が今までと違うと気付いたらしい。 『全然具合悪くないよ。元気だよ』 と答えたが、本当にがっかりした。 父は、ずっと私を見ていなかったことが改めて分かったからだ。 父はいつも自分の気持ち・状況・生活が中心で、自分しか見ていない。 私は、その父の世界の周りを回る惑星の中の一つに過ぎな