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スタッフのんまま の のほほんエッセイ

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藤田望人さんのお母さん、そして、nonlabのスタッフマネージャーの静恵さんが自身の子供の時のお話を書いてます。
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記事一覧

サインポールSTORY

私の実家は床屋さんだ。実家の店先には、クルクル、くるくる、サインポールが回っている。子ど…

nonlab
3年前
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ステンドグラスとクレヨンがおしえてくれたこと

たいてい、職場にちょっと苦手な人が一人や二人いるもので、かくゆう私もその一人だったりする…

nonlab
3年前
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おばけちゃんファンクラブと幽霊屋敷

「幽霊屋敷を見に行かないか?」 いったい誰が言い出したか覚えていない。 学校の校区内に、…

nonlab
4年前
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おばけちゃんファンクラブ ~発足編

世間が第一次オカルトブームだった頃、 私は小学3年生だった。 小学3年生と言えば、 「ギャン…

nonlab
4年前
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おばけちゃんファンクラブ 序章編

私が小学生の頃、オカルトブームというのが巻き起こった。 1973年にノストラダムスの大予言が…

nonlab
4年前
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おかあさんは半沢直樹?

うちの母はたぶん、少し「変なのかも」と思う。 父はよく、母のことを「天邪鬼」という。 「…

nonlab
4年前
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赤い女の子とゾウ(後編)

イチゴ事件からというもの、何かにつけ、食べ物にまつわる小競り合いが姉妹の間で後を絶たなかった。 我が家は、毎週土曜の夜は、カレーかシチューの日と決まっていた。 土曜はお店(我が家は床屋)が忙しいことが多かったので、 母が子どもでも温めてすぐ食べられるようにそうしていたんだと思う。 大抵、姉がカレーやシチューを温めてくれて、皿によそってくれていた。 そこまでは、よかった。4つ上の姉らしい振る舞いだ。 いつものように、姉がカレーをよそってくれて、 さあ、頂きますと食べようと

赤い女の子とゾウ(前編)

ある日、我が家に、赤い服を着た女の子と、青いゾウの絵柄のガラスのコップがやってきた。幼い…

nonlab
4年前
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キャメルとサイダー、そしてかぼちゃの煮つけ

私には3人のばあちゃんがいた。 父方の祖母と、母方の祖母、そして平野のおばちゃん(仮名)。…

nonlab
4年前
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わたしがnoteをはじめた理由

私は、小さいころから文章を書くのが好きな子どもだったと思う。 地方都市の田舎町の床屋さん…

nonlab
4年前
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