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ポケモンWordleの最強初手はレントラーに見せかけてランクルスかジーランスなのではという話

ポケモンWordle、やってます?

「Wordle」という言葉当てゲームがTwitterで流行り、その流れに乗って誕生した「ポケモンWordle」。

実際結構楽しい。「こんなポケモンおったか???」と頭をこねくり回し出てきた時のスッキリはまさにIQサプリのそれに近い。

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頭をめちゃくちゃ回転させるので、寝る前にやると寝れなくなるカフェインゲーム。

このゲーム、一度は思ったことないだろうか、

「このゲームの最初のポケモンって何入れるのがいいんだ?」と。

おそらく初手は毎回自分の中でよく使っているポケモンが多いのではないだろうか。

僕の最近のトップバッターはハリテヤマが多かった。

だがしかし、本当にハリテヤマなのか?本当にこのルビサファでもあんまり人気なさそうで四天王前の洞窟で40レべくらいで出てきた気のするポケモンが謎を解き明かす最初に四股を踏むポケモンでいいのだろうか?

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そんな悩める子羊のために、Excelを使って最も良いスタートを切れるポケモンを調査してみることにした。

ポケモンに使用されるカタカナランキング

ポケモンWordleで1文字もヒットしない状態、これが続くのは結構きつい。

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初手のポケモンはできるだけ黄色でもいいから1文字以上はヒットさせるようにしたいところ。

そこでまず、ポケモンの名前で一番使用される文字は何なのかを調べてみよう。

ゲームアルセウスまででポケモンの種類は905種類いる。次回作でついに1000種類に到達するだろう。

僕はエンドレスモードなどはX・Yまでのポケモンでやっているが、今日のお題やデフォルトの設定がダイヤモンド・パールなので今回はダイヤモンド・パールのポケモン494種までを想定している。

またお題になるポケモンは必ず5文字であるため、5文字のポケモンのみのカタカナの情報を取ってグラフを作成した。

ダイアモンド・パールまでのポケモンで5文字のポケモンは286匹、つまり日替わりチャレンジなどはこの286匹の中の1匹を当てるゲームというわけだ。

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※なお重複する文字はカウントしていない。例として「ミロカロス」は"ロ"が2文字入っているが、カウントとしては1回としている。

数字はヒットするポケモンの数を表している。例えば「ル」の入ったポケモンで検索をかければ55種類のポケモンがいるというわけだ。

ちょろちょろポケモンWordleやっている人は「あ~そんな感じだろうな~」という結果ではないだろうか。

意外にも伸ばし棒「ー」が101匹にヒットと断トツで多い文字であることが分かるだろう。

「ヲ・ヂ・ヅ・ゥ・ヴ」の入るポケモンはおらず(ダイパの5文字ポケモンの中で)、"ニドラン♀"や"ポリゴンZ"などの記号を除いて1匹しか存在しない文字は「ヘ・ゾ」の2種類。今世紀最もいらない情報の候補になりそう。

へ:ヘラクロス
ゾ:ナゾノクサ

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つまりこの2匹は実質4文字しか調べていないのと同じ状態なわけだ。

逆に2匹しかいないポケモンの文字は「ヌ・ァ・ォ」の3種類。これがパネルとして光ったら実はもう答えが1つに絞れている状態だ。

ヌ:ヌマクロー & クヌギダマ
ァ:ファイヤー & ドンファン
ォ:フォレトス & モルフォン

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クヌギダマ・フォレトスとまさかの進化形態にこのような共通点があるとは…

カタカナの使用率だけではない!大事なのは「ン」「ー」「ッ」と「マ・ド・カ・フ」

ただ単に文字のヒット率が多ければ良い、とは一概に言えないだろう。単語にはイントネーションがあるためだ。

仮に真ん中の文字が「〇〇ア〇〇」「〇〇ッ〇〇」と決まった場合を考えてみる。

「〇〇ア〇〇」はどんなイントネーションになるかさっぱり分からず、正直まだ先頭の文字くらいは欲しい。

一方で「〇〇ッ〇〇」は"タタッ↑タタ↓"というようなイントネーションになることがわかる。もう1文字分かったときに前半の「〇〇ッ」と後半の「〇〇」で2つの語感で分けて考えると早くポケモンにたどり着けたりするわけだ。

※実際は「キャ」や「チュ」といった2文字で1音のポケモンもいるためたまに沼る

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また先頭の文字としては使用できず、「ッ」は最後にもならないため他の単語より場所の特定が速いのも良いところ。

この3文字のどれか+1文字くらいわかれば結構答えにたどり着いたりする。

また先頭の文字が分かるとやはり頼もしい。途中や最後の文字がきてもなかなか頭で連想できないが、最初の文字のポケモンを頭の中で探すのは比較的楽だ。

そこで頭文字のカタカナに絞ってグラフにしてみた。

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思ったよりも比較的まばらに分布していることがわかったが、上位の「マ・ド・カ・フ」は10匹以上おり、積極的に検索するポケモンの名前に入れていきたいところだ。

「ド」は中文字ありのポケモンが46匹と全体文字ランキングでも6位となっており、逆に「フ」は全体で17匹いるなかの10匹は頭文字になっているというわけだ。

グラフに現れていない要素としては小文字以外にも「セ・ツ・ノ・ゲ・ゼ・ゾ・ヂ・プ」の文字から始まるポケモンは存在しない(ダイパの5文字ポケモンの中で)ため黄色パネルで見つけても先頭で探す必要はない。

また「ヌ・ヘ・ホ・ロ・ザ・ズ」が頭文字で緑パネルヒットパターンは1種類しかいない。必ず当たるため逆にヒントになることがなく突然正解する。いつまでもこの文字が黄色だったらこれらのポケモンを入れてみよう。

ヌ:ヌマクロー
ヘ:ヘラクロス
ホ:ホエルオー
ロ:ロズレイド
ザ:ザングース
ズ:ズガイドス

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ヒット率の最も高い最強ポケモン、それはレントラー

それでは本題の初手に何のポケモン入れればいいかについて入っていく。

前述の通り「当てる」ポケモンはダイアモンド・パールまで+5文字ぴったりのポケモンのため286匹である。

しかし「入れる」ポケモンはダイアモンド・パール以降のポケモンでも入力でき、しかも4文字以下のポケモンも入力できるため905種類ほとんどのポケモンを入力可能だ。

ただしポケモンX・Y以降はポケモンの文字数が5文字から6文字まで入力可能となり、「マフォクシー」や「ヤレユータン」といった6文字のポケモンはこのゲームの特性上入れることができない。

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そのため6文字のポケモンを除いた857匹の中からまずは最も当てるポケモンの文字がヒットするポケモンランキングトップ30を作成してみた。

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ヒット数:1文字以上黄色パネルが開くポケモンの数
ヒット率:最初に入力したときに黄色パネルが1つ以上開く確率

みんながいつも入れているポケモンは入っていただろうか?

つまりレントラーが最強ということが分かった。ヒット数は2位と4匹差をつけて218匹。初手レントラーを投げればなんと76.2%の確率で黄色パネル以上が手に入るのだ~~!

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そしてハリテヤマはヒット数97匹、順位は616位だった…

ハリテヤマはパラス(100匹ヒット、601位)やリオル(113匹ヒット、522位)といったみんなも普通は入れてないであろう3文字のポケモンにすら勝てないほどWordle初手雑魚ポケモンであることが判明してしまった…

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話が逸れるがきっとワーストランキングも見たくなってくると思うのでワースト20も作った。まあだよね~って結果だ。

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気になるポケモンいたらTwitterで聞いてください、ヒット率と順位くらいは全然伝えられます。

本当に最強はレントラー?相性補完ではランクルスやジーランスに軍配か?

さて、初手最強のポケモンはレントラーということが分かった、と本当に終わらせても良いのだろうか?

確かに全部黒パネルよりは良いとは思うが、最初にヒット率が高いポケモンを入れることはある意味で諸刃の剣なのである。

ポケモンWordleは基本的に10回ポケモンを入力できるチャンスがある(厳密には10回目では正解を引く必要があるため試行回数は9回)。

できるだけ多くの情報を得るためには、前に入力したポケモンの文字と被らないようにしたいところだろう。

みなさんも5回目あたりから5文字で前に入力した全ての文字被りのないポケモンが見つけられなくなり、泣く泣く1文字被り、2文字被り、3文字被りと進むごとにあまり新しい情報が得られなくなるなんて経験があるだろう。

レントラーはの文字を分けて順位を見てみると

「レ」:22匹・19位
「ン」:81匹・2位
「ト」:38匹・11位
「ラ」:57匹・3位
「ー」:104匹・1位

と、採用されているポケモン文字ランキング1~3位をいれつつも、残りの文字もかなり高い順位を誇っている(まあだから1位なのだが)。

そうなると2匹目、3匹目がもうすでに1文字被りしやすくなってしまうわけだ。汎用性が高すぎて。

つまりもし初手レントラーで全て黒かった場合、次に入れるポケモンが難しい。

そこで今回は初手に200匹以上ヒットさせることのできる14位の「キングラー」以上のポケモンについて、次のヒット率が最大となる2匹目ポケモンまで考慮したうえで再度集計を行ってみた。

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このように2匹目の最大ヒット数まで考えた場合、ランクルスが1位に躍り出てくることとなる。

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これは14位までの中でランクルスが唯一ポケモンの文字で一番使用されている伸ばし棒「ー」がないため、2匹目が伸ばし棒を持つことで順位が一気に伸びるわけだ。

そもそも文字種類2位の「ン」に20匹以上差をつけて断トツの1位である「ー」抜きで1匹目のランキングでも5位に入れるのは異常なことがわかる。

なんと30位以上のポケモンの中で、ランクルスだけが唯一「ー」無しでランクインしている。

個別の文字ごとの順位を見てみると

「ラ」:57種・3位
「ン」:81種・2位
「ク」:40種・9位
「ル」:55種・4位
「ス」:52種・5位

と2~5位まですべてを入れつつ、一番低い「ク」ですら9位というまさに奇跡のネーミングポケモンであった。

ちなみにランクルスの次に「ー」無しでヒット数の高いポケモンはランドロス(182匹・54位)となる。

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更に別の見方で、先ほど述べたイントネーションや文字位置を絞りやすい「ン・ー・ッ」と頭文字になりやすい「マ・ド・カ・フ」の採用率順に並べるとこの7文字のうち5文字被る組み合わせが4組あり、ヒット率順に直すとこんな感じになる。

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このように「後々先頭の文字や語感でポケモンを探しやすいように」という観点に重きを置いた場合、ジーランス・ダルマッカ構築が筆頭候補となることがわかる。

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このようにどういった方針を取るか、チャレンジモードの場合は残り手数や目標数などによって最適な初手ポケモンは変わってくることが分かる。

もちろん3匹含めた構成・4匹含めた…といった組み合わせや、「1匹のみでの順位は低い同士だけど合わせると高い確率を誇る」パターンも十分考えられるが、膨大過ぎてわからないのでこの辺で思考を投げちゃう

ヒット率だけが評価ではない!Tier1の補助率が高いゴルダック

こうして見てみると2匹目のポケモン候補は1匹目のランキングでは見かけなかったポケモンがほとんど。

これは最初のポケモンがどれも人気上位の文字を取り、それを補う形のポケモンが結果的に最も高いヒット率となるためだ。

1匹目候補Top14、いわゆるTier1達の2匹目になるポケモンで被りの多かったポケモンはこんな感じ。

ゴルダック:6匹
カメックス:4匹
ダルマッカ:4匹
マスキッパ:4匹
トゲキッス:3匹

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例えば最も2匹目の候補として採用率の高いゴルダックは単体で見た場合ヒット数135匹・340位と決して順位の良いポケモンではない。

しかしこれがいるから結果的に引き出されるTier1のポケモン達…ラーメンでいうところの海苔のような存在かもしれない。

そう、ラーメンはもちろん麺とスープがあれば美味しく食べられる。海苔だけ配られても嬉しくない、しかし合わさることで、一段とグレードアップしたラーメンが食べられる、そういった”縁の下”を支える彼らを決して侮ってはならない。

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逆にTier1同士混ぜ合わせても文字が被り過ぎて全然美味しくない…そう、ラーメンも美味しい、ソフトクリームも美味しい、しかしだからと言って安易に混ぜ合わせれば美味しくなるというわけではないということを彼らから教わることができた。

集計で見えてきた最"恐"のポケモン

では今度は、今まで紹介してきたTop14のポケモン全て、更に2匹目の有力候補となるポケモン全てで入力してもヒットしない、あるいはほとんど引っかからないポケモンがいるのかについても調べてみた。

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これが今まで紹介したポケモンの中で2匹以下しかヒットしないポケモン達だ。アリゲイツ・ハヤシガメといった忘れやすい御三家第二進化ポケモンが混ざっているのがいやらしい。

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そしてもう1つ、同じ文字が入っているポケモンは当然難易度が高くなる。全ての文字から5文字ヒットするのと、4文字しかヒットしないのは大きな差だ。

例えば図にある「エネコロロ」などは、実質「エ・ネ・コ・ロ」の4文字からしか探すことができない。

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そして極少数、2文字被っていて3文字しかヒントのないポケモンがいる。

それが、5匹「ベトベトン」「ヤンヤンマ」「キリンリキ」「マグマッグ」「ゴニョニョ」。

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あれ、そういえばさっきの表にいた奴が1匹だけ…






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ゴニョニョ。断言しよう。ダイパポケモンWordleで、最大最恐の難関、恐ろしい地雷問題がこのゴニョニョだ。

ヒットする3文字は「ゴ」「ニ」「ョ」、先ほど紹介したゴルダックの「ゴ」で緑パネル合わせができるが、逆に今まで紹介したポケモンでこれ以外は掠りもしない。

他のポケモンは「ン」や「マ」などそこそこメジャーどころも多い。まあもちろん他より難しく、たぶん「キリンリキ」も相当難しいが(昔キリンリキでやられた過去を思い出した)、「ン・ッ・ー」のヒントすらくれない3文字ポケモンはこいつだけ。

「ニ」は21匹、「ゴ」は13匹、「ョ」に至っては6匹しか存在せず最も種類の多い「ニ」ですらカタカナのランキングでは23位という厳しさ。

もし運よく「ゴニョニョ」のどこかを緑で当てられ、だけど他のパネルが全部真っ黒…そんな時はこのポケモンを疑ってみると良いだろう

いかがでしたか?みたいなまとめ

いかがでしたか?

今回はポケモンWordleの初手最強ポケモンについて考察してみました。

何か役に立てたことがあれば幸いです高評価チャンネル登録コメントイイネRT誇張広告CM依頼投げ銭スパチャおねがいしまーーーーーーーーーーーーーーーす


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