進撃の巨人と小さな手
はやく地獄を終わらせたくて一気に見続けて
それでもまだ終わらないままだったから
以下雑感をつらつらと
やり返すことは正義でも解決策でもなくて、
それでもそこで生きていくには、それしか方法を知らなくて選ぶこともできなくて
その森を抜け出すには何かの犠牲がないといけないみたい
全部まっさらにしたかった気持ちは痛いほどわかってしまって
生まれてきたからには何かを求めてて、生き残ってしまった意味をみつけようと、みんながみんな必死に探している
だから、生まれてこなきゃ良かった、いなくなれば良いなんてそんな悲しいことを思ってほしくない
ふとしたときに思い出す何でもないけど大事な記憶をみんな持っているはずだから
点と線の、線の部分
普段忘れて生活していても、思い出せるように大切にしまっておきたいと思った
🚃
学校から帰る2時間弱の電車
はじっこの席に座って仕切りにもたれていたら
私の10分の1くらいの小さな手が椅子の手すりをつかみ、
出てきたのはベビーカーに座った大きな目をした男の子
目があって笑いかける
こんなにもかわいいシーンにすら、巨人の登場を重ねてしまうんだから
きっとこれからも私は、まだまだこの世界に浸り続ける
ありきたりかも知れないけど
この小さな手がこれから触れていく世の中が
優しい温かいものであるように
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