UXグロースモデル読書日記②

2章


バリューチェーン型→バリュージャーニー型への移り変わり

トップダウン型&ボトムアップ型の合わせ技が有効!ただし、両者は目指すゴールが大きく違うので、組織・チームを分ける必要がある。

トップダウン型とは?
ゴールは『企業の中長期的な競争力向上』
まず、実現したいジャーニーの全体構造を経営の立場から描く。(フェーズ①)
そしてそれの実現に必要な新サービスの開発を行う。(ここに携わるのは既存サービスのメンバーではなく、新サービス専門部隊が良い!)(フェーズ②)
新サービスが軌道に乗り始めたら、他の部隊に引き継いで新サービス専門部隊は新たな新サービスの開発に取り組む。(フェーズ③)
この流れ。

チーム編成としては(複数事業を持つ企業の場合)
全社改革を推進するチーム
事業変革を推進するチーム
に分けると良い

ボトムアップ型とは?
ゴールは『短期的なビジネス成果の達成』

既存サービスの継続的なUX改善を行う。これは、課題の解消による体験価値の向上と新機能の追加による提供価値の拡張の2つを並行して行う(フェーズ①)
既存サービスの継続的なUX改善の積み重ねによって、いつのまにかジャーニーコンセプトを刷新されている状態をつくる(フェーズ②)
この流れ。
フェーズ②まできたら、経営の人たちはジャーニーコンセプトを現状に合わせて変更する。
そしてまたボトムアップ型でがんばる…
繰り返していくと、どんどん体験が良いものになる。

チーム編成としては、
高速改善のUXチーム
 既存サービスのUXを継続的に成長・進化させていく役割を担う
抜本改善のUXチーム
 既存サービスの提供価値を拡張する新機能を企画・実装したり、既存サービスがかかえている『重要度は高いが、簡単には解決できない課題』を解決するUX企画に取り組む
多分、インタビュー、ペルソナ〜アイディアとやるのはこのチームかな?
データサイエンスを活用したUX企画チーム
 優秀なデータサイエンティストを活用できる場合は立ち上げると良い
に分けると良い。

一言メモ
私が今参加できるとしたら、ボトムアップのほうが多そう。自社製品とか、お客さんと仕事する時ならそのお客さんの製品とか?
何か一から作ろうとしたら、トップダウンの方も体験できるのかも。

企業が獲得すべき能力

既存のUXをスピーディに改善する能力

アプローチ①データサイエンスを活用する方法論・業務プロセス
ヘビーユーザーに見られる特徴的な行動を特定して、そこに隠されたインサイトを見出し、UX改善企画を考案する。

一言メモ
これ、面白そう!ちょっと偏ってしまうかもしれないけど、自分とか身近な人たちがヘビーユーザーになっているサービスで実践できそう。
今業務でやっている、ペルソナ設定〜UX改善アイディア出しとはまた違ったプロセスっぽい?
このプロセスを女性活躍に当てはめると、

1.自分のキャリアプランを実現させている人に共通する行動特性を見つける
2.そこにあるインサイトを見つける
3.それをより多くの女性が満たせるようなアイディアにする

なのかな?

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