運転中の怒りの付き合い方
毎日、運転していると、「急な割り込み」「飛び出し」「ノロノロ運転」などイライラして、交通トラブルになる事もあるのでは、ないでしょうか。 出来る事なら、イライラせずに快適なカーライフを送りたいものです。
そこで、今回、運転中の怒りの和らげ方を紹介しようと思います。
●怒り対処法.1
怒りの感情は、期待を裏切られた時に生まれ、また、その期待が大きければ大きいほど怒りも大きくなります。
例えば
パターン1
車が入ってくる筈がないと考えていた場合に、車が割り込んできたら、強く怒りを感じます。
パターン2
車が入ってくるかもしれないと考えていた場合に、車が割り込んできても、それほど怒りを感じません。
一つ目の怒りの対処法は、予測運転をする事です。俗に言う「かも知れない運転」他車の行動を予測して、心の準備をするわけです。
予測運転は、面白いです。
例えば
「この車、割り込みしそうなオーラがでているな」とか「歩道に歩行者が歩いているから、歩道を走っている自転車は車道に出てくるかも知れない」とか「この人、飛び出して来そうな顔をしているな」とか色々考えて運転します。
実際にその考えが当たった時は、怒りというより、逆に爽快感のようなものを得られます。ぜひ、予測運転を楽しみながら運転しましょう。
●怒りの対処法.2
二つ目の怒りの対処法は、他車に期待しない事です。
「怒りの対処法.1」で怒りの感情は、期待を裏切られた時に生まれると言いました。よって、最初から期待しなければ、怒りは、生まれないのです。
人は、それぞれ自分の感覚を基準に判断しています。その感覚は十人十色です。
例えば、「法定速度で走るのが当たり前だ」と考えているAの人の前を、危ないから「法定速度の-10kmで走ろう」と言うBの人が走っていたら、Aの人は、法定速度で走ると言う期待を裏切られた事になります。
どの人の基準が正しいというモノは、ありませんから、最初から相手に期待しない事です。「そんな事を言っても・・」と言う方もいると思いますが、「自分の感覚が正しい」という思い込みを無くすだけでも、怒りは小さくなるのではないでしょうか?
●怒りの対処法.3
まず、最初に怒りのメカニズムを理解しましょう。
怒りの原因となる出来事が起こる
↓
認知する
↓
怒りの感情 大 中 小
ここで理解して頂きたい事があります。同じ場面に遭遇しても、大きな怒りを感じる人とそれほど怒りを感じない人がいると言う事です。
例えば、「急な割り込みをされた場合」
Aの人 「おっ危ねえ!!喧嘩売ってるのか!!」(認知)→激怒(感情)
Bの人 「強引だなぁ~ま~仕方ないか」(認知)→イラッ(感情)
Cの人 「ぶつからなくて良かった。急いでいるのかな?」(認知)→平常心(感情)
これは認知の違いです。「世間の人は冷たい」と考えている人と「世間の人は友好的だ」と考えている人では、認知の仕方が大きく異なるのです。ここでは、認知について深く触れませんが、
一つ理解して欲しい事は
「世の中には、完璧な人はいません。間違いをおかす事も多々あるのです。他者の間違いに対して寛容な心を持つ事が必要です。」
三つ目の怒りの対処法
「世の中の人は、悪意をもって行動していない事」、「世の中には完璧な人はいないので、人の間違いを寛容な心で受け止める事」この二つをベースに認知をする。
●怒りの対処法 その他
怒りの感情が出ると、呼吸が浅く早くなりがちです。深呼吸をして、呼吸を整えましょう。そして、楽しい事を考えて感情をそらすように心掛ける事が必要です。
最後に、怒りの感情と上手くコントロールして、快適なカーライフをおくっていきましょう。
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