「中学卒業まで友だちはできませんね」と言われた話。
中学校1年生の時にクラスでトラブルがあった時に当時の学年主任が言った言葉を今も忘れない。
タイトルに記したけれど
娘には「友だちはできないでしょうね」と言われて、色々発達に遅れがあり親としても、わかっちゃいるけどショックだったので記憶に残る。
だけど、本当にそうだった。
学年主任はプロの経験として娘の特性を深読みしてそう言ったんだろう。
なんなら高校の時も娘は、いや、つい最近まで
「友だち?とくに必要ない」と言っていた。
なぜ?ときくと
逆になんで友だち必要なの?
とかえってきて私は思考がとまる
娘は自己紹介ってなんで名前だけじゃだめなの?と言ったこの春に
私は趣味や共通の好みをPRすれば友だちになるキッカケになるでしょう?と返す
すると、そんなの最初にPRしないで知っていくものじゃないの?というから
あ、娘はそう思っているんだと知った
明蓬館高等学校の先生たちは様々な特性のある子を中学の先生同様に理解してくれた。
そして、それだけではなかった。
友だち関係を築くのにどうしたらいいのか?を
長いスパンで自然に作り上げてくれた。
おかげで卒業する時には数人の仲間?ができたがそこに女の子の友だちはいなかったように思う。
いわゆる女の子の友だち関係を理解するのが
ソーシャルスキルとして低かったのだろう
(私の見解)
しかし、つい最近なんと。
娘に女の子の友だちができたのだ。
お互いを下の名前で呼び合い、あだ名もつけたり手紙をもらったり
今度の日曜日には私たちの図書館を見に来たいとのことで家に遊びに来てくれるそうだ。
夕方、娘から
「少し帰りが遅くなる、Sちゃんが聞いて欲しいことあるっていうから」
私は猛烈に嬉しかった。
19歳だもん、お友達としゃべっていたい!
そんな気持ちを味わってほしかったからだ
なのに
「え!でも今日は寄らなきゃいけない所あるよね?時間だいじょうぶ?」と
いかにも母親らしい返事をすると
「だいじょうぶだってば、じゃぁね!」ブチッと通話がきれる。
私はあの日
「友だちはできない」という言葉が
勉強できないですね、より悲しかったから
とても嬉しくて思わず近所の方に
うちの子、青春で遅くなるってと
言うと娘をよく知る近所の方は
喜んでくれた
ずーっと、お母さん、お母さん、あのねって
話してくれる娘が今も大好きだ
だけど、年頃になったら・・・・って思うと切なかった。
だって、
娘にも同級生とおしゃべりして楽しい!を感じてほしかったからだ。
今、図書館活動をする娘をみて
近所の方は友だちがいないだなんて
嘘でしょ?あんなに子どもの中でイキイキしてるのに?と言う
小さく生まれて
発達も遅く、学習面でも運動面でも同学年に追いつかず
ずーっと歩んできた。
辛いことは同学年の中にいると
なぜか多めだった
だけど、彼女は歩んでくれた。
少数の理解者がいてくれて自分の道を歩いてきている。
だからこそ今
同級生の友だちにもらったLINEを読んで
「ダメだ感動して涙が出てくる」なんていう彼女があるのだろう
そんな感動的な出来事の後に
大事なものを紛失する事件がおきてた
良いことあると、また悪いこと
でも、紛失対応もなんなくこなす娘を見て
すごいぞと思った
あの頃の学年主任の先生に手紙を書きたい。
やっと友だちできました。
いっちょ前に親に誤魔化すワザも身につけています。
もうすぐ20歳です。
最後まで読んでくださりありがとうございます
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