見出し画像

運動会の徒競走で毎年娘が手を振っていた話。

秋に運動会をする学校もまだまだあるようで
運動会に関する投稿をSNSでも目にしました。

私は運動会が大嫌いな子どもでしたし、
親として運動会を見に行くのも大嫌いで憂鬱でした。

我が子には言いにくいけど
運動が得意ではない2人を見守るのは
毎年、酸欠しそうになるし、ヒヤヒヤしたし
何よりお弁当作りも大嫌いでした。
(唐揚げのリクエストは絶対で、おかげで上手にはなったよ)

なのに学校に行くと
笑顔でわが子の出番をスタンバイし
カメラを構えるお父さん
笑顔でおしゃべりしているお母さんたち、
あんまり会いたくない近所の人とすれ違い
周りの光景を目にするだけでも疲れていたんだと思います。

それでも幼稚園の頃の運動会はまだ気楽に見れるはず。そう思った私はまさかの漫画みたいな景色を見る。

娘は「かけっこ」でよーいどん!し、
まっすぐゴールに向かうはずが
ゴール手前で大好きな先生が手を振って
「かなちゃん、がんばれ~」と言う姿を見て
なんと、その先生のところに行って飛びついてしまったのだ。

うん、ゴールはそこじゃない
うん、呼ばれたから行っちゃったのね

その時は幼稚園児ってかわいいよねって話題の人にもなり
微笑ましい可愛いねで終わります。

その後、娘は小学校の運動会の「徒競走」で
応援する私を必ず見つけて
私の前を走りぬくときにですね・・・・・

私に向かって手を振りながらニコニコ走り抜けたんです。カーブでも直線でも。
(もちろんビリ)

1年生の時にそれをした娘を見て
私の周りの保護者はまだ微笑ましいというリアクション

それがなんと確か5年生ぐらいまで続きました。
そうなると、どんな人が出てきたか?

なんと娘のファンだという同級生のおじいちゃまが。
九州からわざわざ神奈川に毎年孫の応援にくるお友達のおじいちゃまが
娘の大ファンなんだとママ友が言うのだ。

えええええええ!
私を見つけても手を振らないでいいから走るんだよ!と
何度説明して見送っても手を振って走る娘にファン?

そう言われても見るのは毎回ドキドキ。
それでもようやく
最終学年6年生ではゴールまで
手を振らずに走り切ったんです!!!!

感動しましたよ。

我が家にとって運動会は
かけっこで一等賞!
リレーの選手でアンカー!
応援団の団長!

そんな華やかな記憶はない。
でも。
運動が苦手なのに参加して頑張って
だから、私も応援するのを頑張った

ただ、ただひたすら頑張った。
そんな記憶や思い出なんです。

今年も運動会でがんばったみんなに心をこめて
おつかれさまでした。と言いたいなぁ

最後まで読んでくれてありがとうございました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?