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純愛ディソナンス最終回にケチをつける記事です。

録画した純愛ディソナンス最終回をようやく観ました。
最後に「はぁ!?!?!?」って叫びました。
なんだ…?なんなんだこの2人は…。

ケチしかつけないので、純愛ディソナンス好きな方は決して読まないでください。

罪悪感に苛まれた冴は正樹との恋を諦めたのに、結局母親が折れたことでよりを戻すってどういうこと?
母親に「ずっと一緒にいる」と言って大金を貰い、碓井に「正樹と別れる」と約束して大金を貰い、結局どっちの約束も果たしていないのに、なにハッピーエンド面してるん?
はぁ?はぁ?はぁぁぁぁ????

正樹の行動もよくわからん。
なぜここにきて碓井を潰しにかかる?
恩を仇で返す典型じゃん。
なんだかんだ言って、薄いからどんだけ経済的援助を受けてきたのか。
去るなら黙って去れよ。
都合がいいときだけ柔順なフリして、最後に姑息な手段で騙そうとする(うまくいかないところが笑えるが)。
意味不明過ぎるんですけど?
モリノエステートの社員も全員退職届出すって、コントかよ。

で、結局最後に正樹と冴は幸せそうにくっついちゃって。
どんだけ周囲を振りいまわしてきたのか、すっかり忘れた顔で笑顔で向き合っちゃって。
晴翔のサイコパスっぷりは怖かったけど、本当のサイコパスは正樹と冴だよ。
「誰にもとがめられない恋」って、周囲が諦めただけじゃん。
周囲を諦めさせるほど掻きまわして、まるで「やっと私たちの恋が認められた♡」みたいなエンディングマジで白けるんですけど。

このドラマ、結局何が言いたかったんだろう。
前回は「純愛不倫と思わせといて不倫許さんドラマ」と思わせておきながら、結局今回は「不倫とか関係ない。本当に求め合っていれば純愛」みたいな着地。
すっげーテーマが曖昧。

しかも、家族関係についての着地も超雑。
あんだけ横暴だった碓井社長が、それでも子供たちが見捨てなかったからって、あんなに簡単に改心するかぁ?
そもそも、社員全員いなくなって、会社大損害なのでは?
これから修羅の道を歩むのに、あんなほのぼの食事シーンでいられるもの?

冴の母親の手のひら返しもびっくりした。
あれだけ不倫を憎んでおいて、客観的に観て普通は大人の方の正樹が「不倫いかん」と拒否すべきなのに、冴に流されてるんだから母親から見たら「娘を不幸にする男」だよ。
雄介をハメて碓井ほハメようとして、めっちゃ嫌な奴じゃん。
恋に盲目になって、一番自分勝手な行動してる男じゃん。
言ってること当たってたのに、いきなり「冴ちゃんは私と違うでしょ?」ってなんやねん。

結局、正樹と冴は一体何を頑張った?
何を勝ち取った?
ただ姑息なことして、周囲が諦めて動くのを待っていただけにしか見えないんだけど。
あー、モヤモヤする。

私、基本的にハッピーエンド大好きなんですよ。
最終的に思い合っている2人が結ばれて幸せになるラスト大好き。
でも、これはあかん。
純愛ディソナンスはあかん。
「不倫だっていいのよ。我を通せば周りが諦めるから」ってメッセージしか伝わってこん。

不幸中の幸いが、愛菜美が雄介の愛に気付き、相思相愛になったこと。
愛菜美の葛藤と成長だけが、私の中でこのドラマの支えだった。
本当に良かった。
これからは幸せな愛情に包まれてほしい。

と、文句を付けつつ最後まで観てしまうのだから、結局「面白かった」ってことなんだろうけどね。

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