ややこしい返答でも解ること【夫婦のこと】
今日、妻と出かけた。
お義母さんが施設に入って初めての面会。
面会の予約が取れてからというもの、妻は今日の差入れにずっと頭を悩ませていた。昨日ようやく買ったという差入れを何にしたのか尋ねてみる。
「そういえば、お土産って何を買ったの?」
「えーとねぇ、3種類にした。」
「えっ、3個も買ったの?」
「ひとつは1種類ので、別のは2種類なんだけどそれが3個入ってるの。」
解るといえば解るが、妻らしい説明に少し笑ってしまう。
3個か?という質問に対して、数字が1も2も出てきて最後に3個という言葉まで出てしまっているが、答えは3個ではなく2個だ。
「ううん、2個。」と、まずは答えて欲しいのだが、妻は真面目なので先走って丁寧に答え過ぎて、返って解り難くなることが多々ある。
「何を笑ってるの?」
「いや、お土産は2個買ったのね。それは解るけど3個って言葉を使って答えるからややこしい言い方をするなぁって、少し可笑しかっただけ。」
「えっ、でも1個は1種類しか入ってないけど、もう1個は別々の2種類のお菓子がそれぞれ3個ずつ入ってるのを買ったんだから3種類で合ってるでしょ?」
「うん。わかっとる、わかっとる。ちゃんと理解してる。」
「そう。それならいいんだけどさ。」
私が理解したというので、満足している妻。
私は理解はしたが満足はしてない。そもそもの質問にも答えてほしい。
「いやいや、2つ買ったのは解ったけど、結局なんのお菓子を買ったの?味とかどんなものを買ったのかを聞いてるの?」
「あぁ、そうかゴメン。1種類の方はどら焼きで、2種類の方が味はどっちも栗なんだけど、なんて言ったらいいのかな、ひとつはタルトみたいなやつの上に#$%&’&%$#?$%#・・・で、もうひとつはおまんじゅうなんだけど#$%&’&%$#?$%#・・・でも、美味しそうだったし種類がある方がスタッフさんにも#$%&’&%$#?$%#・・・」
やっぱり、ややこしい…
「どら焼きと栗のお菓子。」という答えで、ひとまずは十分な私。
それはともかくとして、ずっと悩んでいた妻がいろいろ考えて満足のいく差入れが買えたらしいことは、すごく解った。
私はそれが聞けたので満足です。
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