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私の見ている色と他人の目に映る色【日々のこと】

街中で信号待ちをしている時に、ふと思ったことがあります。

”私が見ている赤色は他の人にはどのように見えているのだろうか?”

私が見ている赤色をおそらく皆さんも見ているものだとは思うのですが、私は他人の目で物を見たことがありません。私が赤色だと思っている色が他人の目にはどのような色に映っているのか確かめようもない。ひょっとしたら私でいうところの青色に映っている場合だってあるんじゃないかと思ったんです。私でいう青色に映っていたとしても、その色を赤色と認識していて赤色の場合は「止まれ」な訳ですから、皆、止まっているんじゃないかと…

そんなことを考えていたら信号が青に変わって、皆が歩き始めた。
青色だってどのような色に映っているのか判らない。でも映っているその色が「進め」な訳ですから各々どのように映っていたとしても、交通に支障がある訳ではないのかと思って、私も一緒に信号を渡りました。

その日は驚くほど晴天で、空一面が青空で清々しいかった。
でも、この青空すら私でいう夕暮れ色に映っている人がいるのかもしれない。私は夕暮れを見ても清々しいとは思いません。青空だから清々しく感じる訳で。とはいえ私でいう青色が空一面にあるから青空で、青空は清々しいものだという感覚が紐づけられているからそう感じるだけかも。私でいう夕暮れ色の空を清々しさに紐づけて暮らしていたら、各々の目に映っている空色が全く別々な色であっても、同じ空を眺めては似たような感想を抱いて問題なく共感しあえるのかと…

でもやっぱり、赤い海には飛び込みたくないし、青いトマトや青い苺、青と白の霜降り肉じゃ食欲が湧かないなぁ、なんて考えていたら危うく人とぶつかりそうになって、とりあえずちゃんと歩こうと考えるのを止めました。

私が何を言っているのか解ってもらえますかね…
私はたぶん、どうでもいいことを言っています。

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