ペイペイで必ず失敗すること【日々のこと】
私は元々現金主義でしたが、世の中そうも言ってられなくなりました。
仕方がないのでペイペイのような電子マネーも最近使うようにしています。バーコードを見せるだけで後は店員さん任せならば気楽でいいのですが「QRコードを読み取ってください」が困ります。一度やり方を覚えても間が空くと都度忘れてしまう。手間取るのが嫌で避けていると益々忘れる。手間取る不安に耐えて数度くり返してようやくQR払いにも自信がついた私はオジサンなんです。
ただ、どうしても間違えてしまうことがあります。
最後の店員さんへの金額提示。ついついスマホをひっくり返してしまう。わざわざアプリ側で画面の金額表示を反転してくれるのにスマホ自体を反転して私が店員さんに提示するもんだから、結局ひっくり返った数字を店員さんに見せてしまう。若い店員さんも多いので解ってもらえるのかなぁ、なんでオジサンがこんな失敗をするのか…
私の子供の頃は、人に物を渡す時・見せる時、相手側を思いやって行いなさいと躾けられました。そう昭和なんです。ハサミの刃を向けたまま渡そうものならその日一日が憂鬱になるほど父に叱りつけれました。ペンですらそうです。必ず持ち手を相手側に向けて、受け取った人がすぐに使えるよう渡すのが礼儀と習ってきました。メニューやメモなら当たり前のことです。その癖が抜けない。なのでついつい無意識のままで物をひっくり返してしまいます。子供の頃から培っているので普段は鈍臭くてもこの動作だけは非常に滑らか。おかげでペイペイの場合、わざわざひっくり返したのに虚しくも自分の方を正しく向いてる金額を見ながら「すみません」と店員さんに謝るハメになる。滑らかに鈍臭いことをするオジサンにされる…
この動作を忘れないことは良いことなのか、時代遅れなのか。
礼儀くらいは人間に残してくれるような鈍臭さがアプリにあってもいいのになぁと思う私はやっぱりオジサンなんでしょうね。
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