見出し画像

平日が始まる【夫婦のこと】

平日、夕食を食べながら妻の仕事の話を聞く。ただ妻の話し方には少し厄介な特徴があるんです。話に夢中になると、誰が言ったのか、誰に言ったのか、誰から言われたのか、主語がよく抜けてしまう…

「それでね『やっといて』って言うから仕方がないなと思ってたら『私がやりますからいいですよ。』って言ってくれたの。確かに誰がやってもいいことだったし『有難う。』ってお願いしたら、帰りに『大変だったね。』って言われちゃって… 正直に『私は替わってもらいました。』って話はしたんだけど。でもまぁ、そのおかげで少しは楽が出来た!」

妻以外に何人出てきたんでしょうか?
二人?三人?
最初と最後は同じ人?
っていうかみんな誰?

妻の話を聞く時は登場人物を見失わないように気を付けています。「誰が言ったの?」なんてイチイチ話の腰は折りたくない。気持ちよく喋ってもらおうと必死で見失った人を探しているのですが、次々に名札の無い人が現れてくるので「ごめん、誰と話したの?」と最終的には確認せざる負えない。

「えっ? だからー、帰りに会うんだから○○さんだよ。他の人はまだ働いてたし。」

知らん知らん知らん知らん。
○○さんと帰り時間が合うなんて知らん。他の皆さんが頑張って働いてらっしゃることも知らん。知らん上に誰かも言わん。話を聞く上で楽が出来ん。

今日から月曜日。そして、この後から夕食。
聞かん訳にもいかんので今日こそは主語が出ますようにと祈願する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?