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ランチョンマットの汚れ【夫婦のこと】

ランチョンマットが汚れている。
昨晩が味噌鍋だったので、仕方がない。うどんも入れたので跳ねずに食べるなんて無理。私も妻もいくつか飛ばしてシミを作ってしまった。

ランチョンマットは毎日替えてない。
沢山あるので毎日替えるべきなのだが、汚れていないとその気にならない。ちょっとの汚れだとスルーしがちで汚れが目立ったら洗濯にまわしてキレイなマットをおろしている。おろした日の夕食は普段よりこぼさないよう気にしてしまう。妻もそうらしく、その日にこぼすと普段より申し訳なさそうに謝ってくる。私はこぼしても嘆くだけですが、妻は必ず「ごめんなさい」と言ってくる。妻が謝る必要なんてないんですけどね。
洗濯が私の担当だからか、ランチョンマットを替えたのが私だからか謝ってくれます。洗濯物が増えるというほどでもないし、連日で替えることになって結果よかったのに、やはり「ごめんなさい」と謝ってくれる。
些細なことですけど、こういうのが大事なんですかね。感謝されてる気になります。マットを替えたことにも気づいてくれてるし。ズボラな私がそれなりに家事を怠らないのは、妻がこういう配慮を怠らないからなんだろうとマットについたシミを見て思う。

昨日の汚れは味噌ジミなので洗濯機に入れる前に、つまみ洗いする。
私のランチョンマットは4か所つまんで、妻のマットは3か所つまむ。さすがは妻だと思っていたのに離れた所にもうひとつのシミを見つける。仲よく同じ数も悪くはないかと思い直して、これ以上は見つけないようにしながらそのシミだけを撫でるようにつまむ。

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