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年間100日キャンプ達成! それは1つのテントから始まった。

のんびり風子です。わくわくする冒険旅行が大好きで、毎年9月は自分への誕生日プレゼントとして普段できないアクティビティを楽しむのが定番。
これまでも、マリンスポーツを始め、シャワークライミング、ラフティング、リバーブギ、カヌーで川下り、etc. いろいろなことを自分で企画して楽しんできました。

今回は、キャンプにはまるきっかけとなったマイテントのお話。

テント買ってみようかな?

2020年は55歳の誕生日。数字をもじって勝手に「GoGoキャンペーン」と銘打って、この1年は好き放題にやってみようと思った。

自分の誕生日プレゼントにテントを買ってキャンプにでかけるってなんだか楽しそう。子供の頃から大好きだった冒険の主役になれる!
この思いつきがすべての始まりだ。最近はキャンプブームだし、マイテントがあるなんてちょっとかっこいいではないか(笑)。

ということでテント探しが始まった。予算は3万円くらい。おそらく夫と二人で使うようになるので荷物をいれられるように3人用。できれば軽量で2kg以下がいい。
毎日のようにネットで調べた。1ヶ月はかかっただろうか。とうとう欲しいテントに出会った。

NEMOのダガーストーム3Pというもので、スペック的には理想通り。しかし、予算は約7万円と完全にオーバー。どうする自分!? いろいろ悩んだが購入を決めた。10泊すれば1泊7000円。少々強引な発想だが、そう思ったら安く思えてきた。その時は、10回もキャンプをするか疑問だったが、自分を納得させる言い訳にするには十分だった。

テントって秘密基地みたい!

さて、ネットでポチって約1ヶ月待ちでテント到着。嬉しくて家の中で試し張りを何度もした。秘密基地みたいでわくわくした。買ってよかった!
いい年の大人のはずだがニヤニヤがとまらない。

仕切られた小さな空間に身をおくと子どもの時に作って遊んだ秘密基地のことを思い出す。中で本を読んだり、水を飲んだり、寝転んだり・・・。
大人の目に触れず、自分だけの空間で過ごす緊張と期待。
リビングに試し張りしたテントに入るだけでこの高揚感、何かが起こりそうな気がする。

初張りは、図々しくも友人宅に押しかけた。ちょっと自慢もしたかった(笑)。
テラスに張らせてもらったのが記念すべきマイテント1回目のアーバンキャンプ。この日は車の音がBGMだったが、まもなく楽しめるであろう鳥や虫の声、静かに見上げる星空を想像すると心躍り、全く騒音は気にならなかった。

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このテントは軽量で使い心地もなかなかいい。アウトドアの空気を感じながら寝泊まりできる家ができて最高に嬉しかった。ついでにいうとビールがすすむ。

バースデー企画は仲間を誘ってグループキャンプ

嬉しくて早速キャンプ場を予約。「やっぱり、富士山よね!」富士五湖の1つ精進湖をキャンプ地に選んだ。残念ながら天候が悪く富士山は見えなかったが友人たちに祝ってもらいながら思い出深いバースデーナイトとなった。

バースデーディナーは自分で作るのが小さい頃からのならわし。料理が好きなのでその日だけは自分の好きな献立で好きに作って食べる。今回はビア缶チキンを振る舞った。丸焼きは大人も子どもも大はしゃぎ。みんなの喜ぶ顔が自分への最高のバースデープレゼント。だから料理はやめられない。

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コールマンのオーブンは30年選手。シンプルで使い勝手がいい。

無人島でキャンプに挑戦

精進湖キャンプですっかり気を良くした私は次のキャンプ地を考えた。10月はリフレッシュ休暇がもらえる。八重山諸島の小浜島に宿をとったが、近くのカヤマ島という無人島でキャンプができることを知った。

「無人島でキャンプ!」ワイルドでとっても魅力的な響きだ。カヤマ島は旅行会社が管理している島なのでトイレやシャワーなどの設備も整っていて、スタッフも1名待機してくれて安心だ。

その日は他に利用者はなく貸切状態。偶然にもその日は新月の晴天。空を見上げると星のプールの中に浮いているような感覚にとらわれた。最高の天体ショーとなり、寝るのがもったいなくて完全に寝不足(笑)。それもいい思い出だ。

言葉にはいい尽くせないほどの思い出。


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自分史上最南端のキャンプ地、カヤマ島。

キャンプの楽しみ

期せずして夫もキャンプライフが性に合っているようで協力的だ。おかげで、週末はたいていアウトドア。

キャンプは寝る前や朝が最高だ。日帰りだと帰りの時間がどうしても気になるけれど、あとは寝るだけと思うと心が弾む。
月や星が輝いていればなおさらだ。
消えそうな焚き火の世話をしながらコーヒーを飲むのもいい。
朝は鳥たちの大合唱で目が覚める。テントから外をみれば、朝焼けとともにそれはそれは美しい景色が広がる。これは泊まりじゃないとなかなかゆっくり楽しめない。

新しい土地を訪ねるのも面白い。行ってみないとわからないようなことがたくさんあるな、と改めて感じた。

天気の悪いことももちろんある。風や雨を防いだり、雨漏り対策をするのも一大イベント。あれやこれやと工夫をするのも楽しいし、サバイバル力もアップ。災害の備えと思えば前向きに取り組めるので一石二鳥だ。

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流行りのキャンプスタイルにはほど遠いけど自分にとってはプライスレスな時間。



楽しすぎてキャンプ100日!?

基本めんどうくさがりで、でかけるにも勇気がいる。だが、キャンプだけは違う。何かが私を駆り立てるのだ。週の半ばになると次はどこにいこうかな、とそわそわしてしまう。

会社勤めなので金曜日の夜から出発、2泊して日曜日に帰宅。このパターンを月に3〜4回繰り返した結果、1年間でキャンプ日数が100日を超えた。
100日は最初から狙ったわけではない。少しでも長く楽みたい、そんな思いの表れだ。

さすがに、これだけ体験すると自分のBefore Afterもわかりやすい。変化したことといえば、
・鈍っていた自分の五感が復活してきた
・健康になった(風邪ひかない、寝起きスッキリ、歩数が増えた)
・メンタルが強くなった
・積極的になった
・時間のやりくりがうまくなった
・環境問題のことを考えるようになった
など。

まだまだいっぱいあるが、インパクトのあったできごとはメンタルのこと。苦手な上司と向き合う際に、これまでは心臓がバクバクして、いやなことを言われるたびに落ち込んでいたが、あら不思議。楽にやり過ごせるようになっているではないか!

これには自分でも驚いた。キャンプは自分にとってはいいクスリとなっていることを実感している。キャンプは不要不急ではなく、必要不可欠なことのようだ。

新しいことに挑戦し続けたい

さて、自分企画のGoGoキャンペーン期間がまもなく終わる。次のバースデー企画は?

悩みに悩んだが「木曽駒ヶ岳でゴロゴロ(56 56)テント泊」に挑戦しようかと思う。7月に千畳敷カールを歩いて以来、山の魅力にすっかり魅せられてしまったのだ。

ここでも満天の星空に出会うことはできるのか? こればかりは運だのみだが、たくさんの思い出を作るぞと意気込んでいるところ。

キャンプを100日やってみたらいろんな意味で自分は強くなった。これからも自分の変化が楽しみだ。

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無事に帰ってきたら体験談も書きたいと思う。



おしまい


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