見出し画像

今に凝縮すること

最近、少しずつ、自分なりに、孤独と向き合えるようになってきたような気がします。

一期一会で考えること。

「今」に極限まで、凝縮して考えること。

わたしは、なぜか、ずっと、寂しさと、ひとりぼっちにされてしまうという恐怖感を抱えていて、

たとえば、ピアノを弾こうと思ったとしても、それがだれの役にも立たないと分かると、

ピアノを弾く先に、だれもいないと考えてしまって、

寂しくなって、孤独感で、弾けなくなってしまうほどでした。

けれど、最近は、ようやく、ピアノを自分のために、楽しんで弾けるようになりました。

一音、一音、音をなぞっていくうちに、心が癒されていき、出会うのは、人だけじゃなくても、大丈夫だと思えるようになったからです。

自分が心地いいな、と思う音を辿っていく時間、

本に心が動かされている時間、

景色に没入している時間、

これらは、だれかと、気持ちを共有できている時間と同様に、すてきな時間だと気づきました。

人は、生まれる時も、死ぬ時も、1人で、

わたしは、自分1人の感情しか、分かるはずもなく、

noteを書いている今も、自分の感覚と出会っていてーー。

明日のことを考えず

今、一音と出会う。

今、ひとつの言葉と出会う。

今、外の空気の冷たさと出会う。

今、偶然乗り合わせた、バスの人…。

自分の、心地いいなと思う感覚を頼りに、

いつも、初めての新鮮な気持ちで、

自分の心の揺れ動きに耳をすますようにしたら、少しずつ、1人でも立てるようになってきたような気がします。



















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?