心地よければなんでもいい

今日は、少し、心が動揺してしまった日でもありました。

先日、古本屋さんで、気になって、手に取って買ってみた本が、

いざ、今日、目に通してみると、なにかが違くて、自分のなかに入ってこなかったのが原因です。

吟味して、買ったはずの本がーー。

前回、購入した、よしもとばななさんの本が、本当に、ものの見方が変わるほど、心に沁みたため、

次も似たような体験を、と欲が強まるほど、余計に入ってこなくなる。

本に目を通すことが苦しくなると、

途端に、本に対して、疑心暗鬼な気持ちになってしまい、

白黒思考なのですがーー

その一方で、本の中に入り込めないことが不安になって、

活字ばかりを探してしまいます。

心がふらふらです。

けれど、さきほど、本屋さんに立ち寄って物色してみると、自分のなかにするする入ってくる本に出会うことができました。

やはり、読めるものには、タイミングがあります。

自分が、不安になってしまったときの、知識の貯蓄のために、がんばって読もうとすると、苦しくなりますが、

そんなに、貪欲に、前に進もう、進もうとしなくとも、

たとえば、もう読んだことのある、「星の王子さま」や、

よしもとばななさんの、「花のベットで昼寝して」を眺めているだけで、

心地よい感覚になれるのだとしたら、

また、それを読めばいいじゃないか、と思いました。

無理に進んで、心地よくない方へ行かなくても、いいと思います。

その場所が、心地よければ、ずっとそこで居座ればいい。

そう思えたら、自分に合った、文章が読めるようになりました。