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川崎市岡本太郎美術館

日曜の朝ふとつけたテレビの番組で「戦後デザイン運動の原点」という企画展が紹介されていた。

端くれでありつつ生業としている手前、デザインという抽象の権化みたいなものについて、少しずつでも自分なりに解釈をしてみたいなと感じていたこの頃。

青空に背中を押され、そのまま靴を引っ掛けて外に出た。

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場所は神奈川県川崎市、最寄りは向ヶ丘遊園駅

企画展が設けられた岡本太郎美術館は、生田緑地という公園の一角にある。

同スポットには藤子不二雄ミュージアムとか、藍染体験ができる工芸館とかも内設されてる。広くて(東京ドーム20個分らしい)緑の多い、たっぷり余裕のある公園だ。

岡本太郎美術館の入場料は1,000円、、
WAONカードで2割引になる。知ってたら持ってきたのに、、!🥺
年パスは2,000円、近くに住んでたら買ったかも。

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テレビで紹介されていた展示会は、今も全く色褪せない優美なデザインとデザイナーたちの鋭い洞察が、ぐっとくるかっこよさだった。

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が、名前と一部の功績は知りつつ、初めてその思想や人生を垣間見た岡本太郎のことが印象に残ったので、少しnoteしたいと思う。


岡本太郎は両親も自由闊達

漫画家の父と小説家の母。二人の写真や作品も展示されているが、兎も角ハイセンス。特に母方は椎名林檎的カリスマ性を感じる。2入とも、岡本太郎を、1人の大人として接してきた。子育ても教育もしたことないですが、、思考力や人生力を養うのに、大事な姿勢なんだろうなぁ

岡本太郎は絵がうまい

パリで10年芸術を学んだ岡本太郎。(動画が流れていて流暢にフランス語も喋っていた!)著名作品は、本人の好きな言葉「べらぼー!」さ、評論家のいう「反逆心」が痛烈に光る。
そんな中、服役中に命令により描いたという上官の肖像画が目に留まった。巧い、、、。巧さを持ちながら、人々の心の中に一石を投じるようなアートに生涯をかけた岡本太郎。さながらピカソだ〜

岡本太郎は多彩

表現は絵や造形だけでなく、建築、写真なども好んで取り組んだ。国内を巡って収めたスナップ写真は人々の暮らしと表情が見えとても素敵だった。職種は?と聞かれると「人間」と答えていたそうな。
中でも感心したのは執筆。まぁ文章の巧いこと、、!「芸術と青春」という本が気になったので、そのうち読んでみたい。卓越した表現の土台のごとき、経験と思考の言語力、、、天才、、!

また、近くにいた40~50代の夫婦が、「芸術は爆発だ!」のCM映像の前で、「懐かしいね〜」と足を止めていた。岡本太郎が民間レベルで有名だったのは知らなかった。

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かっこいいなあ、素敵だなあ、と思うものは、裏側も知ると一層自分の養分になる気がします。

また美術館行こ〜っと💮

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