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MTGとひとつの草の根イベント

第17回ななし会も終わったのでツラツラと記載していきます。
ちなみに数えたら25回くらいやってた。

   【イベント前話】


今回は最後ということもあり、多くの方に参加いただきました。

いつも遊んでくれる人たち。
別のコミュニティからこぞって参加してくれた人たち。
仙台から新幹線に乗って来てくれた人。
台湾から飛行機に乗って来てくれた人。
初レガシーでまだ対戦してないデッキを引っ提げて来てくれた人。
普段オフ会に参加しないけど興味を持って来てくれた人。
もうMTG辞めちゃったけど飲み会だけ来てくれた人。

最終的に33人の参加者で締めくくることが出来ました。
本当にありがとうございます。

よくよく考えてみたら33人って結構な人数で、晴れる屋秋葉原店の最大席数より多いんじゃないかな。
個人主催のイベントでよくここまで集まったなって…ちょっと感慨深いですね。

嬉しいですね。

実は今回開催するにあたって、今回はいつもと違う取り組みを2つ実施しました。

①MTG以外の賞品を用意してランダム要素で賞品を渡す
②プロキシの使用を認める

この②については少し慎重に取り扱いしました。


   【プロキシの是非】 ※ここは真面目なパート

昨今プロキシというと、「偽物」というイメージが強いがもともとプロキシというのは代用カードのことを指します。
代用カード云々についてはイベント規定について記載があるので下記を参照。

3.3 真正カード
イベントのヘッドジャッジは、イベント中に傷ついたカードに関して代用カードを発行できる(代用カードについては3.4節参照)。それ以外で真正のゲーム・カードでないカードは、認定イベントでは使用できない。

3.4 代用カード
プレイヤーは代用カードを作ってはならず、代用カードの発行が妥当かどうかをその裁量によって判断するヘッドジャッジだけが発行できる。ジャッジが代用カードを作った場合、そのカードは一目で代用カードだと分かるように記された上で、プレイヤーのデッキに入れられる。マッチの間、元のカードは近くに保持され、公開領域にあって区別できる間は代用カードと交換される。代用カードは、その発行されたイベントの間だけ有効である。

MTG  イベント規定より

端的にいうと、認定イベントだとヘッドジャッジしか発行できないよって。

で、今回のこの草の根イベントについてだけど、

DCIは組織化プレイ専門の世界組織であり、この文書、「マジック違反処置指針」、「ルール適用度が一般の場合のジャッジ法」に定める目的や理念に基づいた規定や方針を推進・施行・整備している。

MTG イベント規定より

そもそも大会ではなく、フリプ会の名目でのカジュアルイベントなのでこれには該当しません。

あと、よくいわれる著作権。
著作権法の第2条、第21条、第30条がプロキシを使用するにあたって該当しそうな箇所ですが、著作物を私的利用する場合の複製、つまりプロキシはOKだそうです。(詳細は割愛)

気になる人は調べてみてね。とは言っても判例があるわけではなさそうですが。
ちなみに偽物の販売については著作権法の第26条に記載されてるから興味がある人は(以下略

あとはメーカーへの広義的な権利の侵害にもなりかねないので、大会形式を用いることとそれの結果に準じて賞品を出すことを辞めました。

プロキシをそこまでして使用したかったのは、新エキスパンションが発売して間もなかったことと、新規ユーザーが参加しやすいように敷居を下げたのが理由です。

結果として、ちゃんと使いたいカードを全員使用できることが出来たのでこれはこれで満足かなと思います。
ただしやっぱり条件が付きもので、

・店舗イベントではない(これは競技レベルが一般だろうがカジュアルだろうが)
・大会形式ではない
・結果に応じて賞品を出さない

是非はあれどメーカーの権利を侵害しかねない問題なので個人的な境界線はここになると思います。
あくまでもプロキシは代用カード、調整用のカードの役割なので。

さて、面倒くさい話はここまでにして当日の話をば。


   【当日の様子】 ※ななし会本編

朝から生憎の雨。
foilerにとってはツラい1日の始まりでした。
普段使うことのないZARAで10年前くらいに買ったリュックに色々詰めていざ出発。

会場はこんな感じ。
秋葉原駅から徒歩10分くらいのレンタルスペース。
写真からは伝わりづらいけど結構広いです。

で、ここの座席が最終的にはしっかり埋まりました。

参加者の皆様には事前にデッキリストを提出いただいてたので簡単にプレゼンできるような資料を作成していました。

この他に10枚くらいスライド作ってましたが、まぁまぁこんな感じ。
31人分のリストをまとめるとなるとそこそこ骨が折れましたね。
全員分のリストまとめて多い順にソートかけてで1時間くらい普通にかかりました。
ブレイクダウンも全然ブレイクダウンできてねーだろってツッコミは無しでお願いします。

今回のイベントについては交流がメインなので、「自分たちで対戦相手を見つけて対戦しましょう」ってなんとも他人任せなイベントでした。
もちろん対戦相手に自分から声がかけられない人もいたりするのでそこはお手伝いする方向で。

ポケモンの世界はすぐ絡んでくる

概ね自分の意向に則して実施できていたように思います。

途中で「ななしさん倒したらデュアランドロップするんですか」とか言い出した人がいたのでそれはボコボコにしておきました。とは言っても2−1。

そんな私が持ち込んだリストはこちら。

隠しきれないでんちゃん愛

関西で仲良くしてるプレイヤーとグリクシスのレシピいつも話してて開催1週間くらい前にこれでいいんじゃね?って話してたレシピ。
彼はスペルダンサーの枠をチャネラーにした方がいいって言ってたけど。

俺もそう思う。

結果として一番勝ってたのが4人いて、スニショ、バントオーダー(ショーテル亜種)、赤単あかまぐろ、ジェスカイコントロール(やり直し型)でした。

一風変わったデッキシリーズだとエスパー石鍛冶、緑ポスト、カスケードクラッシュが大奮闘していました。

デッキリストは各々がこの記事に引用リツイートしてくれると思うからみんな見てね()

   【終わってみて】

閉会のときにも話はしましたが、やっぱり家庭を持ったり仕事をしたりと趣味に割ける時間は減ってきました。
楽しいのは間違いありませんが、どこまで行ってもカードゲームは趣味です。
イベントを開催するのも限られた時間の中で参加者の皆様のためにこういったことを考えています。

・何人くらいの規模で開催するか
・イベントのタイムスケジュール
・大型イベントと被っていないか
・参加者からいくら徴収すればいいか
・それに見合うスペースの確保
・会場から近い居酒屋の確保
・参加費から浮いた分で賞品にいくら出せるか
・事前に準備するものにいくらかかるのか

個人でイベントを主催する人の多くは「参加者に楽しんでもらう」という理念があるはずです。
私もその1人でやっぱり店舗イベントよりも個人間の交流を重視できるのが草の根イベントのいいところだなって思ってます。
開催するだけならそれは非常に簡単です。
ただ、みんなが楽しめるような時間を提供できる余裕が今の私には残念ながら無くなってしまったのです。

そうそう。
忘れてはいけないのがお金の面ですが、全部精算も終わってます。

勝手に家を買わせる悪いやつ

飲み会前くらいに「賞品とか多かったけど手出し多かったんじゃないの?」って聞かれました。
参加者の皆さん気づきました?そうなんです、実は少し豪華でした。
ブランド物もいくつかあったしね。
実は今まで黙っていましたが、過去のななし会で少しばかりプールしていた金額がありました。
全額それを賞品に突っ込みました。

今回また少し余剰分出たけど、片道分の交通費ってことで精算しましたが…(笑)
これでもう後腐れもないですね。ありがとうありがとう。

   【今後の活動】


ななし会が終わってもMTGを完全に辞めるわけではありません。
が、競技のシーンから離れている現状は変わらないです。
暇さえあれば色んなコミュニティに顔出したりする機会は少しばかり増えるかもしれません。
大きな決断を迫る時が近づいてるのも現状です。
近い将来、このゲームから離れたとしてもMTGを通じて出来た繋がりが一つでも残っていたならそれで満足です。

MTGというコンテンツを通じてここまで交流を深めることが出来たのをとても嬉しく思います。
もうゲームそのものをプレイしていない、売ってしまったなんて友人もいますが、それでもまた会って色々話したいです。
なかなか予定を合わせることが出来ませんが、飲みに行こうぜとか軽いノリで連絡くれると嬉しいです。

   【最後に】


5/5に埼玉の川越でまぐろ杯というこれまた草の根大会が開催されます。
あかまぐろ氏、あおしぃ氏の2人の運営からなるコミュニティですが20回以上も開催しているそこそこ歴史のある大会です。
今回は店舗大会ということで参加者が一定数集まらないと開催できないそうで、少しでも力になれればと思い、ここに記載します。
この記事を読んでる方の多くはレガシーをメインにプレイしていると思いますが、モダンも組んでるよ。GW暇だから行こうかな。って人は是非参加してみてください。


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