【将棋】橋本八段の「二歩事件」は意図的だった!?

将棋NHK杯の決勝進出をかけたプロ棋士の真剣勝負で、滅多にない珍事が発生している。2015年3月8日にNHKで放送された行方(なめかた)尚史八段と橋本崇載(たかのり)八段による準決勝第2局。中盤から終盤に差し掛かる、白熱した展開の中、後手の橋本八段が、反則となる「二歩」を打って突如、橋本八段の負けとなったのだ。以下局面

画像1

実際にこの局面で橋本八段が投了になったわけだが、「二歩」というミスを犯さずとも橋本八段は劣勢であったのではないか?

将棋ソフトにて解析した結果が以下の通りだ。

画像2

やはり500点ほど行方八段のほうが若干優勢であることがわかる。

では、二歩の手に変えてどんな手があったのであろうか。

❶7五歩➋6五銀❸63銀 のような手が考えられる。どの手も2四にいる飛車の横効きを生かす指し方だ。一方で、人間的にみると玉頭にかなり乗っかかられているように感じ指しにくいイメージもある。よって500点差よりも大きく差がついているように感じる人間は少なくないだろう。

橋下八段は後日このようなことを語っている。「決勝進出をかけた大一番、いい将棋を指して勝ちたいと思って臨んだんですけど、空回りしちゃったんですよねぇ。序盤から凡ミスが続いて、ジリ貧を嫌って勝負に出たらさらに悪化して、丁度そんな時に時間もなくなって、相当にテンパってました。そして秒を読まれ、苦し紛れに私は歩を打ちました。」「だってこの反則で、初優勝は幻と消え賞金も失い、その後1ヶ月間会う人には次のNHK頑張って下さい楽しみにしてますよと言われ、こんな事で人生初のYahooトップに出て、こんなキツイ事そうそうありますかね?(笑)でも俺はめげないよ、だってめげちゃったら次のNHK杯優勝できないでしょ。」

実際、橋本八段はNHKトーナメントでの対局前インタビューにおいてファンを楽しませる演出をいくつも行ってきた。この二歩についても将棋界を盛り上げる一つの「ネタ」だったのではないでしょうか。実際、ニュースや記事やテレビなどで取り上げられ話題なっていたことを覚えている方は多いと思います。これは私の深読みかもしれませんがみなさんはどう思われますでしょうか。

最後に、大好きな橋本八段をこれからも応援しております!!

ツイッター:https://twitter.com/home?lang=ja

@lovelysummercha

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?