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学び続ける定年間際の老教授―コロナ禍に出会った忘れがたい人を生成AIが再現してくれました!

忘れがたい人がいます。もう定年で二度と教壇に立つことはないはずなのに、それでも学び続けようとしていた老教授です。
そのときのことをプロンプトとして書きつけ、DALL-Eによって生成された画像をシェアします。
以下は、ChatGPT4に投稿したプロンプト全文です。

コロナでキャンパスから学生が消えた2020年度の終わり。2021年3月31日のことでした。
翌日から始まる新年度の準備として、オンラインやクラウドを使い、自宅にいる学生たちとどのように授業を成立させるのかについて、1年間の試行錯誤で得られた知恵を共有するためのオンライン研修会がありました。
私は、いったいどんな大学教員が登場し、どんな実践が紹介されるのかを楽しみに参加しました。
Zoomミーティングで開催されたその会には、多くの参加者が集まり、講師役の教員の話を聞いた後、ブレイクアウトルームで情報交換をしました。
その中に、おそらく定年退職後、非常勤講師を続けていた老教授が1人参加していました。彼は、3月31日で非常勤講師としても定年を迎え、4月からの授業を担当することはないわけですが、それでも学ぶために、おそらくはあまり慣れていないZoomミーティングに参加していました。最後の1年は、まともな授業ができず、オンラインでの授業はまったくの未経験。ほとんどなすすべなく、資料のPDFをメールで学生に送り、リアクションペーパーをWordの添付ファイルで学生から提出させるような、ごくごくローテクな授業運営に終始していたに違いありません。その老教授が、もう教壇に立つことはないのに、オンラインでの授業運営について学びに来ていたのです。
予定されていた時間が終わり、一部の熱心な教員が質問をして、それに講師が答えている時間、カメラオフをし忘れた老教授の顔が映し出され続けていました。背景の壁の様子からキッチンにいるのではないかと思われ、マイクミュートを忘れていて、カメラのフレームの外から姿は見えないながらも奥様の声で「まだ終わらないの?」というような声掛けがあり、それに対して「もう少しだから」と答えていた老教授。
オンライン研修会がいよいよ終わり、Zoomミーティングが終了するその瞬間まで、私は、ディスプレイに映し出されていたその老教授の姿(顔)を見つめていました。
あのときのディスプレイの映像を、再現したいです。

ChatGPT4への指示文

まさにあのときのディスプレイの空気感が、最初の出力で見事に映像化されました。感動的な出来栄えです。

いやいや、伝えたいことはもっと別のことでした。

定年間際に「もう学ばなくていい」などとうそぶく人にときどき遭遇します。私は切ない気持ちになりながら思うのです。

学ぶことは苦役なのでしょうか?

昭和生まれの私たちの中には、苦役としての学びしか知らない人がとても多いのではないかと感じます。

学ぶことは楽しいことだということを知ることができる教室が増えることを願います。

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