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文学国語の授業実践プロトタイプ―ChatGPTとの協働による「ごんぎつね」をモチーフとした詩の創作
読解問題を作るために、ChatGPTに「ごんぎつね」の全編をていねいに読ませた。(「文系プロンプトづくりの実践」参照)
今日は、そのときのChatを再活用し、ChatGPT に詩を作らせることにした。
スモールステップで短めのプロンプトを積み重ね、作家と編集者のように部分的にダメ出しをして書き直しを命じ、「ふたり」の協働で創作をすることに成功した。
プロンプトの流れは、ざっくりまとめると以下の通りである。
「ごんぎつね」のプロットをわかりやすくまとめて
「ごんぎつね」のテーマやメッセージについて哲学的な雰囲気がただよう文学的なエッセイを書いて
詩に書き換えてください。
上記の枠組みでこまごまとしたプロンプトを繰り出し、ChatGPTの出力をを受け止めては修正指示を出し、最終的に以下のような詩が完成した。
ごんぎつね
月の光照らす心、荘厳に
誤解は報いへ連なり
無償の愛は何故、命を奪うか
真実は多面的、その影を見せ
純粋な心、愛情が生む
その遺言は誤解へ導く
直線的な論理、世界に欠け
人間の行為とその結果、黄金の罠に陥る
月の輝きが心を映す、荘厳に
誤解は代償へと繋がる
無償の情愛、何故に生命を奪うか
真実は多角的、その光を見せ
運命を形成、行動が描く
誤解や無知、過言ではない影響
永遠の探求、ドラゴンを追うよう
悪口雑言さえも、哲学的な問い
月の灯が照らす魂、壮大に
誤認は報酬へと変わり
無欠の愛は何故、息絶えさせるのか
真理は多元的、その姿を示せ
誤解の網に捕らわれ、愛は刃と化す
真実を握りしめ、血塗られた黄金
真言と共に、その名はごん
静寂の夜に、その物語は響く
ダメ出しをした後の反応が秒速の速さなので、編集者としての資質向上に役立つ「壁打ち」になった。
「詩人」と「編集者」の最後のやりとりは以下の通りである。
ChatGPT:
ご指摘ありがとうございます。以下のように修正しました。
真言と共に、その名はごん
物語は響く、夜に消えゆく
これで、「物語は響く」の部分がリズミカルになり、さらに「夜に消えゆく」という表現でスムーズに終わりに導けると思います。
Nona.G:
たしかに。ぐっと良くなりました。
ChatGPT:
うれしいお言葉をいただき、ありがとうございます!他に何かお手伝いできることがあれば、お気軽にお知らせください。
今回はここまでだが、私が詩誌の名編集者レベルのスキルを身につけることができれば、推敲を重ねるためのプロンプトをもっと的確に繰り出し、名作を書かせることもできるに違いない。
さて、次はどんな作品に挑もうか。
未
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