文学国語の授業実践プロトタイプ―ChatGPTとの協働による「ごんぎつね」をモチーフとした詩の創作
読解問題を作るために、ChatGPTに「ごんぎつね」の全編をていねいに読ませた。(「文系プロンプトづくりの実践」参照)
今日は、そのときのChatを再活用し、ChatGPT に詩を作らせることにした。
スモールステップで短めのプロンプトを積み重ね、作家と編集者のように部分的にダメ出しをして書き直しを命じ、「ふたり」の協働で創作をすることに成功した。
プロンプトの流れは、ざっくりまとめると以下の通りである。
「ごんぎつね」のプロットをわかりやすくまとめて
「ごんぎつね」のテーマやメッセージについて哲学的な雰囲気がただよう文学的なエッセイを書いて
詩に書き換えてください。
上記の枠組みでこまごまとしたプロンプトを繰り出し、ChatGPTの出力をを受け止めては修正指示を出し、最終的に以下のような詩が完成した。
ダメ出しをした後の反応が秒速の速さなので、編集者としての資質向上に役立つ「壁打ち」になった。
「詩人」と「編集者」の最後のやりとりは以下の通りである。
今回はここまでだが、私が詩誌の名編集者レベルのスキルを身につけることができれば、推敲を重ねるためのプロンプトをもっと的確に繰り出し、名作を書かせることもできるに違いない。
さて、次はどんな作品に挑もうか。
未
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