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文系プロンプトづくりの実践―ChatGPTっで「ごんぎつね」の読解問題を作成してみた

 新美南吉の「ごんぎつね」は、「一」から「六」までの6つの部分に分かれているので、それぞれを「第一場面」「第二場面」・・・と名付け、本文そのものをプロンプトの中に挿入して、作問を命じた。
 以下、出力された6つの問題を紹介する。

【問題】 「ごんぎつね」の物語文において、ごんが兵十のとった魚をいたずらして川に投げ返し、最後にうなぎをつかもうとした場面について考えてみましょう。その場面におけるごんの行動から、彼の性格についてどのように推測できるでしょうか。以下の選択肢から最も適したものを一つ選び、その理由も考察してください。

1.穏やかで思慮深い
2.おとなしくて無口
3.おおらかで社交的
4.わんぱくで好奇心旺盛

ChatGPT 4 が作成した第一場面の読解問題

【問題】 「ごんぎつね」の物語文の第二場面で、兵十の母が死んだ後、ごんが穴の中で自分の行動を反省する様子について考えてみましょう。この場面から、ごんの性格や感情の変化についてどのように理解できるでしょうか。以下の選択肢から最も適したものを一つ選び、その理由も考察してください。
1.ごんは無感動で冷淡な性格である。
2.ごんは無責任で自己中心的な性格である。
3.ごんは自分の行動の結果を理解し、反省する能力がある。
4.ごんは他人の感情を理解する能力が低い。

ChatGPT 4 が作成した第二場面の読解問題

【問題】
「ごんぎつね」の物語の第三場面で、ごんが兵十のためにさまざまな行動を取る部分について注目してみましょう。ごんが兵十のために何をしてあげたいと考え、どのような行動をとったのか、以下の選択肢から正しいものを選び、その理由や意図について述べてください。

1.ごんは兵十の家にいわしを投げ入れ、次の日には山でくりを拾って兵十の家に持って行った。
2.ごんは兵十の家にうなぎを投げ入れ、次の日には山でくりを拾って兵十の家に持って行った。
3.ごんは兵十に直接いわしを渡し、次の日には山でくりを拾って兵十の家に持って行った。
4.ごんは兵十の家にいわしを投げ入れ、次の日には山でくりを拾って自分の穴に持って行った。

ChatGPT 4 が作成した第三場面の読解問題

【問題】 「ごんぎつね」の物語の第四場面において、兵十と加助という二人のお百姓が行っていた会話について考えてみましょう。以下の選択肢から、この会話が伝える情報を選び、それが物語の展開にどのように関係しているかを説明してください。

1.兵十は加助に対して、自分の家に毎日くりや松たけが置かれていると話している。
2.兵十は加助に対して、毎日家の前で松たけが生えていると話している。
3.加助は兵十に対して、自分の家に毎日くりや松たけが置かれていると話している。
4.加助は兵十に対して、毎日家の前で松たけが生えていると話している。

ChatGPT 4 が作成した第四場面の読解問題

【問題】
「ごんぎつね」の物語の第五場面において、ごんの感情が描かれています。以下の選択肢から、ごんがどのような感情を抱いているかを選び、その感情が物語の後の展開にどのように影響を与える可能性があるかを説明してください。

1.ごんは自分がくりや松たけを持っていったことを兵十と加助に認識されず、神さまに感謝されることに嬉しく思っている。
2.ごんは自分がくりや松たけを持っていったことを兵十と加助に認識されず、神さまに感謝されることに悔しく思っている。
3.ごんは自分がくりや松たけを持っていったことを兵十と加助に認識され、神さまに感謝されることに喜んでいる。
4.ごんは自分がくりや松たけを持っていったことを兵十と加助に認識され、神さまに感謝されることに不満を感じている。

ChatGPT 4 が作成した第五場面の読解問題

【問題】 「ごんぎつね」の物語の第六場面において、兵十がごんに対して抱く心情が描かれています。以下の選択肢から、兵十がごんに対してどのような心情を抱いているかを選び、その心情がどのように物語の最後の展開に影響を与えているかを説明してください。

1.兵十はごんがくりをくれる者であることを知り、感謝の気持ちを抱いている。
2.兵十はごんがくりをくれる者であることを知り、複雑な気持ちを抱いている。
3.兵十はごんがくりをくれる者であることを知り、怒りの気持ちを抱いている。
4.兵十はごんがくりをくれる者であることを知り、驚きの気持ちを抱いている。

ChatGPT 4 が作成した第六場面の読解問題

 プロンプトにさらに改良を加えれば、実際に使えるレベルの単元テストが作れそうである。




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