【極小・小説】Ep.1 「秘密結社」
学生「うわぁここがあの秘密結社Xの本部と言われてる場所か〜すごいなぁ〜」
ネットで調べた場所に来た学生は汗を垂らしながら喜んでいた
黒服の男「はいりたいかね?」
学生「え?急になんですか?」
黒服の男「秘密結社Xに入りたいかね?と聞いているんだ。」
視界の外から現れた黒服の男は学生に尋ねた。
学生「ということは、秘密結社Xのメンバーということですか?!」
黒服の男「いかにも。」
男はスーツの裏についた特別なワッペンを見せた
学生「うわ!すごい!本物だ!ところで、どうして僕を誘うんですか?」
秘密結社員「それは、言えない約束になっていてね。」
学生「なんかカッコイイ!」
秘密結社員「それで、Xに入りたい気持ちはあるかい?」
そう聞くと、男はさりげなく腕時計のストップウォッチを入れた
学生「(少し悩んだ末)いいです!」
ストップウォッチを止め、タイムを見る。
秘密結社員「合格だ」
学生「え?」
秘密結社員「きみはよく調べているね。素晴らしい!」
作ったような笑みを浮かべながら言った
学生「いや、入りたくないんですが…」
何が起こるかわからない恐怖から、入ることを拒んだ学生は両手を振りながら言った。
秘密結社員「…本当の合格だ!どうやってその情報を掴んだのか、あとで詳しく話を聞かせてもらおうか!笑」
今度は心から喜んでいるような顔をしている。
学生「え、入りたくないっす」
秘密結社員「!?」
男は銃を構えた。
ー略ー
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