友情結婚と妊活(つわり編)
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友情結婚と妊活(つわり編)

佐藤

妊娠期間中で最も辛かったのが、つわりでした。
ただ、通院や入院するほどではなく、仕事も変わらずやっていたので、一般的にはそれほど重い方ではなかったのだと思います。けれど、「いつになったらこの気持ち悪さが終わるんだろう……」と何回か心が折れました。

私は高橋さんのことが好きで、高橋さんとの子どもを授かったわけではありません。恋愛結婚であれば「この人との子どもを産みたい。そのために頑張ろう」と思えるのかもしれませんが、私にはその感情はありませんでした。つわりで苦しい中、高橋さん(と言わず世の中の男性)は普通の生活を続けられること、何の制限も痛みも苦しみもなく、子どもが生まれることを待っているだけでいいことに憎しみに似た感情もわきました。生物学的に仕方がないのですが……。
家事も率先してやってくれましたし、体調が悪い時は迎えに来てくれたり、気を使って色々買ってきてくれたりと、今思えばとても協力的でした。けれど、どこか頭の片隅で「君はいいね、何も苦労が無くて」と思ってしまっていました。もともと里帰り出産の予定だったので、貴重な新生児期間は私が独り占めしてやる、名前も(一応)一緒に考えるけど最終的には私が決めてやる、苦労した分私が良いところどりしてやるんだと思いながら心の平静を保っていたような気がします。
里帰り出産の場合、恋愛結婚であれば「早くパパに合わせてあげたい、家族三人揃いたい」という感情があるのかもしれませんが、残念ながら私にはそれはありませんでした。子どもの立場を考えると、父親に合わせてあげようという気持ちはあるのですが、私自身が父親になる高橋さんに会いたいとか、里帰り先から早く自宅に帰りたいという気持ちはありませんでした。

つわり中の会社の対応

私は所謂「食べづわり」でした。
まず朝起きてすぐの空腹が辛く、ロールパンとグレープフルーツゼリーをすぐ食べる生活でした。夜寝る前にホットミルクを飲んで明朝の空腹を和らげるという対策もしてみたのですが、あまり効きませんでした。
少しお腹が満たされると多少は元気になるのですが、電車通勤をしていたので、その後職場の最寄り駅に着くまでの間、電車に揺られると酔ってしまい、途中の駅で降りざるを得ないということが多々ありました。
当然仕事には遅刻してしまいますので、上司に体調不良で少し遅れる旨を連絡しますが、それが2回続いた時には隠せないなと思い、安定期前でしたが上司に妊娠のことを伝えました。
従業員数が多い会社だったこともあってか、育休を取ってその後復帰している人、時短勤務をしている人も多く、上司や周りの反応は至って良好でした。むしろ電車通勤が負担にならないように在宅勤務を中心にしてくれたり、朝一の会議は午後にしたり、外出先で食事することになったときは食べ物が大丈夫か気にかけてくれたりと、これ以上ない程に気を使ってもらいました。
会社にとって社員が一人長期的にいなくなることは損失になりますが、もっと長い目で見るとその経験が業務に生かされたり、下の世代のロールモデルになる、と上司は言ってくれました。
こういった配慮を嫌な顔一つせずしてもらって、「育休が終わってもこの会社でずっと頑張ろう、貢献しよう」と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

つわりの乗り切り方

つわりと言えば、グレープフルーツやマックのポテトなどを食べたくなるとは聞いていたのですが、私の場合もまさしくそうでした。
とはいえ、職場で毎日マックのポテトを食べるわけにはいきません。それまでは、ランチは社員食堂だったのですが、味が合わない・量が多い・匂いがきついという理由もあってほとんどコンビニで買うようになりました。
昼休みにコンビニに行って帰る時間と気力が無かったので、朝の通勤時に買うようにしていたのですが、昼頃には食べたいと思うものが変わったりしてかなり苦労しました。
一番お世話になったのは、コンビニのサラダでした。特にセブンイレブンは小さなパックのサラダがあったので、量も丁度良く、バリエーションも豊富でよく食べていました。あとはカットフルーツやフルーツゼリー、体調が良いときはおにぎりなども食べていました。
食べ過ぎても気持ち悪くなるので軽めにし、間食できるパンやお菓子も常備していました。
また、帰宅時間がちょうど空腹になりやすく、その状態で電車に乗ると高確率で気持ち悪くなっていたので、職場でおにぎりを食べてから電車に乗るか、職場付近で晩ご飯を食べてから帰宅するなどの工夫をしました。
もちろん外食ばかりなので食費はかさみましたが、数ヶ月の辛抱と思って気にしないようにしました。

夜は、それまでは帰宅の早い高橋さんがメインを作り、副菜は休日に私がまとめて作っていた作り置きを食べる、という感じだったのですが、日によって食べられるものが違っていたので、完全別食事に切り替えました。

また、朝はコーヒー、日中は緑茶を飲んでいたのですが、妊娠発覚とつわりによりカフェインは絶ちました。すっきりしたものが飲みたくなり、フルーツ系のジュースや炭酸、麦茶、スポーツドリンクを飲んでいました。緑茶が好きだったので、「生茶」や「おーいお茶」シリーズで出ているノンカフェインの緑茶にもお世話になりました。
ただ、完全にカフェインを無くしたわけではなく、体調が良いときは気分転換に1杯だけ飲んだりしていました。

つわり中の服装

職場は所謂オフィスカジュアルです。まだお腹もはっきり出ている時期ではなかったのですが、締め付け感があるのがどうも気持ちが悪く、早めにゆるい服に変更しました。
タイトスカートやパンツは着られなくなり、手元にあったワンピースが中心になりました。また、今後の授乳期間も使えるように、前開きのワンピースもいくつか買い足しました。
「授乳服」は授乳が終わったら使いにくく、デザインも好きではなく、かつ高かったりするので、マタニティ服はほとんど買いませんでした。前述の前開きのワンピースや、ロングスカートなどを活用しました。
寝る時はもともとゆったりとしたパーカーとスウェットだったので、最後までマタニティ用を購入することなく過ごせました。
マタニティ用は、ジーンズを1着、オフィスカジュアルにも使えるパンツを1着、タイツ・レギンスを2着ずつしか購入していません。ちなみにジーンズやパンツは、産前産後も使えるものにしました。

つわりは大体5週目(2ヶ月)くらいから17週目(5ヶ月)くらいまで続きました。ピークは4ヶ月頃だったと思います。約4ヶ月程苦しんだわけですが、私はまだ軽い方だったものの、食べたくないのに食べないと辛い、何しても気持ち悪いという状況がずっと続くのは本当に辛かったです。
毎日ではなかったですが吐くこともあったので、それもきつかったです。外出先でもトイレがあるか確認したり、慌ててコンビニに駆け込んでトイレを借りることもあったり……。いちいち気を張らないといけなかったので、精神的にも疲れてしまっていました。
ここでだから書けますが、こんなに苦しいなら子どもなんて授からない方が良かったのか……と思うことも正直ありました。けれど、私よりもつわりが重い人はたくさんいて、頑張っているんだ、と思うと少し踏ん張れました。よく堕胎しようと思ったりしないな、と謎に感心していました。

つわりもいつの間にか終わり、妊娠5ヶ月以降は普段通りに過ごすことができるようになったのですが、その頃にはお腹が大きくなってきているので別の苦労もありました。
今のところ、子どもは二人欲しいなぁとぼんやり考えているのですが、もう一回つわりがあると思うと気が重たかったりします。ですが、仕方のないことなので、その時はその時で踏ん張りたいと思います。

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