友情結婚で家族や地元と離れること
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友情結婚で家族や地元と離れること

※「友情結婚と妊活(つわり編)」で更新が止まっていますが、こちらの記事では出産後のことを一部記載しています。

私は結婚を機に地元を離れ、見知らぬ土地で住んでいます。
北海道と沖縄とまで離れていないので、日帰り帰省はできる距離ではありますが、時間的にも金額的にも、そう簡単には帰れるわけではありません。

友情結婚をする際、私の中で一番ネックなのが家族と離れることでした。
私は家族が大好きだったし、地元も好きだったので、それらから物理的に離れることになってまで結婚したいのか?と悩みました。
けれど、私の地元は田舎の方だったため、某結婚相談所では「居住希望範囲を地元以外に広げた方が良い」と言われました。
田舎ゆえ、登録者もそれほど多くはありません。いつか現れるかもしれない、地元に住んでいる方を延々と待ち続けるか、これくらいの距離だったら良いかなと妥協して活動を進めるか悩みましたが、最終的には後者を選択して友情結婚をしました。

もともと、私が友情結婚をしようと思ったのは、家族の存在があったからでした。ありがたいことに一人でも十分暮らしていける収入があり、堅実な仕事に就け、多分このまま結婚しなくても生きていけたと思います。
けれど、家族、特に両親は老いていきます。私よりも先に亡くなる確率の方が高いです。そう考えたときに、この大好きな人たちが生きていた証を残せないだろうか、私が両親からしてもらったように、次は私が誰かに愛情を注いで、両親の記憶を残せないだろうか、と思うようになりました。
そのため、地元に居続けることよりも、結婚できる確率の高さを優先し、地元以外でも活動をすることにしました。

実際、家族や地元から離れて、寂しいと思わなかったわけではありません。
幸いにも今住んでいる地域に友人が何人かいましたが、やはり地元の方が圧倒的に多いです。また、家族にもすぐ会いに行くことができません。
ですが、想像よりはすんなりと家族や地元から離れることが出来たな、と思っています。

一つ目は、友情結婚だからです。
地元は田舎ゆえ、プライバシーの点で少し距離が近いと思う部分があります。友情結婚であることを隠そうとする際に、家族ぐるみの付き合いが多すぎると粗が出てしまうかもと思いました。実家が近いと自宅まで親が来る回数が増えたり、夫婦の生活に違和感を持たれてしまったり、そういう危険性があるかもしれないと思ったのです。
そういった点では、物理的に離れて暮らしているため、帰省した際に夫婦っぽくしていれば良いだけで(とはいえ、普段通り過ごしていますが)、通常はストレスなく生活することができています。

二つ目は、ネットが発達していたからです。
実家や地元を離れても、今はSNSで普通に連絡を取ることができます。ビデオ通話もできるので、久しぶりに対面で会ったとしても、久しぶり感がそこまでありませんでした。
一緒にお出かけができない、触れ合うことができない、という点で寂しさがないわけではないですが、思っていたよりもホームシックな気持ちはなかったかなと思います。

私は今住んでいる土地に友人が何人かいること、地元に日帰りできる距離であること(実際、結婚してから何度も帰っていますし、結婚相談所時代には毎月日帰りで高橋さんと交互に移動して会っていました)、転職がスムーズにいったことで、家族や地元と離れるという選択が出来たと思います。人によってはそういった環境が整っていないと、孤独感や不安感があるかもしれません。

ただ、子供が生まれてからというもの、家族や地元と離れる選択が果たして良かったのか、と思うことが増えたのも事実です。
里帰り出産をしたのですが、家族が子どもをとてもかわいがってくれました。そのため、自宅に帰る際には「もう子どもの成長を生で見せられないんだな」と悲しくなってしまったのです。写真や動画を送ったり、ビデオ通話が出来るとは言え、やはり私の両親にとっては、孫を抱っこしたり実際に触れ合うことが出来なくなるのは寂しいようでした。
けれど、どちらかを天秤にかけなければいけないとき、やはり私は家族や地元と離れて良かったなと思うようになりました。
離れるという選択をして、高橋さんと結婚しなければ、子どもは生まれませんでした。地元で頑張って婚活を続け、高橋さん以外の人と結婚して子どもを授かるという未来もあったかもしれませんが、その未来には、今目の前にいる子どもはいないはずです。
「やっぱり地元にいればよかった、家族の傍にいればよかった、高橋さんと結婚しなければよかった」と思うことは、子どもの存在を無かったことにしたかった、というのと同義なのです。
目に入れても痛くない、可愛い子どもが産まれたということは、私の選択は正解だったと思います。

また、私は大学生のときに地元を離れて一人暮らしをしていたため、今では全国各地に友達がいます。旅行に行ったり、仕事で出張に出た際にも会えたりして、地元以外での繋がりがあることがとても心強く、人生を豊かにしてくれていると感じます。
子どもにとっても、自分が住んでいるところ以外にも自分を愛してくれている人がいること、拠り所があることは、人生を豊かにしてくれるのではないかと思うのです。

私の祖母は、かなり離れた土地から嫁いできました。今も兄弟姉妹は日本全国に離散していて、年に一度会えたら良い方です。
SNSも無い、私ほど移動距離が短くない、そんな中でも祖母は兄弟姉妹と毎日のように電話し、物を送り合ったり、たまに旅行に行ったりと、それはそれで楽しそうにしています。
物理的に離れてしまうことと、心が離れてしまうことは別物なのだと、祖母を見るといつも思います。

子どもがもっと大きくなったら、夏休みなどに一緒に実家に帰って遊んだり、もっともっと大きくなったら、子ども一人で実家に行かせて旅をさせたり、そういう夢が膨らむのも悪くはないかなと思います。

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