見出し画像

【オタク】推しへの愛が溢れすぎてたよって話【ケーキを作る】

ー推しの誕生日

それはオタクにとって一大イベントである。
持っているグッズを並べ、本人不在のパーティーを開き、写真を撮る。TwitterやInstagramでオタク友だちの投稿を見てはいいなと思っていた。
不思議な文化だと思う。
だけど、あの空間は、推しへの愛に溢れていて素敵だ。


かく言う私は、グッズを並べるセンスもなければ、絵も描けない。何をしようか考えているうちに近づいてくる推しの誕生日。
ただ、何もしないのは嫌だった。


「そうだ、ケーキ作ろう」



推しのイメージケーキ、なるものを作ってみよう。
そう、ふと思い立ったのだ。

ちなみに、出来上がったケーキがこれである。
一応、名前は隠しておくことにする。無駄な抵抗だけど。


切るとこんな感じ。



彼に対するイメージで、最初に出てくるのが「ストイック」だった。
丁寧に、丁寧に、ひとつひとつの仕事に向き合い、努力を重ねていく。そんなイメージ。

そこから連想して、層を重ねていくミルクレープを選んだ。ミルクレープの「ミル」は、フランス語で「千の」と言う意味を持つ。
クレープ生地を14枚用いて、クリームの層と合わせて計28層(=彼の年齢)に。

外からの見た目をショートケーキ風にしたのは、彼が整った顔立ちをしているから。所謂塩顔イケメン、と言うやつだ。
日本生まれのショートケーキ。シンプルなデザインながらクリームでデコレーションされると洗練されていて綺麗だ。作り手によって表情が変わるところも、役者っぽくて良いなと思った。

中にはいちごとキウイを用いた。
赤いいちごと緑のキウイ。赤と緑は補色の関係である。正反対の色を使うことによって、役の幅広さを表現したかった。

ひとつひとつ、ストイックに積み重ねて来た彼の、更なる飛躍を願って。



完全に自己満足の世界。ケーキのパーツに意味を持たせていくこと、成り行きでやってみたのだがとても楽しかった。
また別の機会にもやってみたいと思う。

あなたも、特別なケーキを考えてみてはどうだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?