#15 ついにこの日が。Makuakeリターン出荷を開始
このnoteは「to savor alcohol more(より深くお酒を味わうために)」をスローガンに活動するガレージブランド NON JOHN の活動やお酒に関するあれこれを発信するものです。このnoteを読んで、粋な酒客を共に目指しましょう。
ウェブサイト: non-john.com
🚚 Makuakeリターンの出荷を開始しました
※Henshin/chocoご購入の皆様はもう少しお待ちください。6月上旬発送予定です。
Makuakeで応援頂いた方々にようやくお届けできる日がやってきました。
多くの方々に応援購入いただいた錫シリーズ、コースター、Tシャツを本日発送いたしました!この日を迎えられたことを非常に嬉しく思っています。
予想以上に購入いただき、生産数が多くなったことで、色々と新たな課題もありましたが、そのおかげでノウハウの蓄積や技術力の向上も得られ、大変貴重な機会をいただきました。本当に感謝です。
Makuakeにはレビュー機能がありますので、お受け取りになられた応援者の方々は是非レビューください✨
今後の活動にいかしたいと思います。
🏆 肴のオマケ:鋳造会の賞レース。キャスティングオブザイヤー
本日のオマケはいつものようなお酒の話を少し置いておいて、あなたが今宵握っている器がそうかもしれない、鋳物の賞レースについて書いてみたいと思います。
🔰 そもそも鋳造とは?
金属を溶かして、型に流しこんで、ものをつくる
これです。
英語だとcasting(キャスティング)といいます。ドラマとかで使う”キャスティング”と同じです。金属なのか人なのかは違いますが、製作者の思惑通りの形を作るために設計した形に入れるという点では同じですね。
紀元前3600年くらいのメソポタミア文明で始まったとされています。最初の鋳物は青銅(銅とスズの合金)でした。銅が溶ける温度は1085℃。大昔にどのようにして銅が溶けることを知ったのか、銅が溶ける温度まで熱を上げることができたのか不思議です。
一説にはその頃は陶器は一般的に使われていたので、陶器の窯の技術の延長で発展したのではないかといわれています。また別の説ではシュメール人は宇宙人だったのではないかと一部でまことしやかに言われているとかいないとか。
🌎 世界は鋳物で溢れてる
金属は硬いうえに伸ばしたり形を変えたりというのが容易なので鋳物は武器や防具をメインに最初は使われたと考えられていますが、そのうち戦いだけではなく文化的な分野にも使われるようになりました。
我々の身の回りは色々な鋳物で溢れています。たとえば、
フライパン
鍋
食器
マンホールの蓋
車のエンジンの部品
鉄道のレール
大仏
鋳造品は失敗したら溶かせば作り直せるので原料のロスが少なく、ほぼ完成品の形でできるので加工の手間が少なくエネルギーが少ない資源的にもとてもよい加工方法です。
🏆 キャスティングオブザイヤーとは
そんな鋳物ですが、鋳造工学会という学会があり、そこが技術開発促進と鋳造業界の活性化のために年に一度 研究開発を称えるための賞レースが「キャスティングオブザイヤー」です。法人でも個人でも、学会の会員でも非会員でも応募が可能という間口の広い賞レースです。
2012年から開始され、今年で13回目を迎えます。過去の受賞作品の数々はこちら。
当時ニュースでも見たロビンマスクのマスクや北海道の形をしたジンギスカン鍋をはじめ、様々な試みがされてきたことがわかります。
📨 エントリーします
我々は昨年11月まで全くの鋳造未経験者でまさか人生で鋳造をやるとは思いもしていませんでしたが、ある日訪れた室蘭で閃いた器を具現化するために酒の勢いで資材をポチったあの時から、トライ&エラーをこの半年これでもかと繰り返し、世に送り出せると思えるところまで鋳造と真剣に向き合ってきました。
「我々のプロダクトももしかしたらチャンスがあるのではないだろうか?」
思い上がりかもしれませんが、そのような気持ちから賞レースにエントリーすることを決めました。
これは江戸時代の米沢藩 藩主の上杉鷹山(ようざん)の言葉で、やらなければ何もなし得ない、という意味で、湘北高校 安西先生の「諦めたらそこで試合終了だよ」の先祖みたいな言葉です。
チャンスがあるなら挑戦してみよう。あと一押しがいるのなら、ちょっと一杯飲みに行こう。
審査は7月。結果や如何に。続報をお待ちください。
📅 今後の予定
5月
Nitoryu/rocksの販売を開始します。
5/15に大分のテレビ局のOBSでNON JOHNの活動について放送予定です
🍺 🍺 🍺
ここまでお読みいただきありがとうございました!
ご意見・ご要望がありましたら以下からお寄せください。NON JOHNは褒められて伸びる特性ですので、できるだけポジティブな内容で、ご批判や誤りの訂正等がありましたら優しい口調でお願いします!
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