2020/6/4

入院4日目。手術当日。

朝は3:30に目覚める。
まぁ、こんなもんか。と思いつつ2度寝。4:50起床。
恒例のSNSチェックを済ませて、新規noteを書き出す。

目覚めが悪い。
布団を抱きしめながら座位でウトウト。
もう一度寝転がって枕を抱きしめてウトウト。
気がついたら6:00を過ぎていた。

さぁ、歯磨きと洗顔をして準備に取り掛かろうか!

自前の浴衣に着替えて、ステロイド剤の点滴を始める。約20分くらいで点滴は終わった。
そうこうしているうちに母親が到着。
全身麻酔とはいえ、過去の脳下垂体の手術に比べたら大したことないのだが、母心。
母には本当に感謝している。わたしの体のことに関しては母は痛みや不便さに加えて、いつもメンタル面もカバーしてくれる。母も自身の病気(悪性リンパ腫)を患って、患者である不自由さをよくわかっているし、若くしてクッシング病という訳の分からない病気で2度も大手術をした娘のことをもう20年余り見続けて来ているのだから、過保護というのとはまた違うのだけど、まぁ、周りから見れば過過過過保護に見えるのかもしれない。

ここに来て、また予定変更。
朝一番の手術のはずが、手術室の都合で開始が30分くらいで遅れるとのこと。
ここまで来ると想定範囲内のこと。

約30分遅れで中央手術室に歩いて向かう。
看護師と母と並んで歩く。
中央手術室は思った以上に広く、全部で24の手術室が完備されているとの事。ドラマで見る医者看護師が手や腕を洗う洗浄代や手術室のドア、ライト、モニター、ドラマのままだった笑
本人確認を済ませたあと、ベッドに横たわる。ルートから麻酔薬を入れられ、体の至る所がピリピリしてきたのを感じた。酸素マスクからの酸素を大きく吸った。

次に記憶が戻ったの(まだ記憶は戻ってない)夢の中だった。まだ入院して3日しか過ごしてない病棟の看護師たちが次から次へと夢に出てきた。
今日はうちの病棟は手術が多いと聞いていた。朝イチで10件とか。
だからおそらく夢に出てきた人達は手術室へお迎えに行かなきゃ行けないと焦っている看護師たちの生霊だったのかもしれない笑
傷口の腰はまだ痛む。
右股関節もまだ痛む。これは今見を庇って外股で歩いていた後遺症みたいなものかも。

16:00、酸素マスクから解放と同時に浴衣からパジャマに着替える。
陽当たりのいい窓側のベッドはカーテンを閉めても今日は暑い。少しでも楽な格好になりたかった。布団がはだけてもパジャマなら問題ないだろう。
口径からの水分補給もできるようになった。お茶が美味しかった。暑かったせいもあるし、酸素マスクで唇周りが乾燥していたせいもある。「気持ち悪くなるかもしれないから最初は少しずつね」という看護師の言葉はほとんど無視。500mlペットボトルの半分を飲み干した。

さて、次は立床なのだが、初めてのトイレには看護師が付き添うという。
立ち上がる際に立ちくらみなどあるかもしれないから、ということだが着替える時も全部自分で着替えられたので既に何回かは立ち上がり座りを繰り返しているのだが…?まぁ、そういうシステムなのだから患者は大人しく言うことを聞いておこう。

病室に戻ってきて、スマホを開いた時にEXITりんたろー。さんのInstagramからストーリーのアップ通知が来ていた。
手術が無事に終わった高揚感からか、画面いっぱいにりんたろー。さんの顔が広がるストーリーにコメントを送ってしまった。ちなみに今までリアクションは送ったことはあったが、コメントを送ったのは初めてだ。
りんたろー。さんの目に止まるといいな。なんてったって、さっき手術を終えた人間がコメントするなんて稀なことだと思うから。手術後2時間経つか経たないかのわたしはもうなかなかお目見えしないのだから。

17:30夜勤の看護師さんが挨拶に来たので、トイレに初めて歩いていってみる。
病室を出てすぐの車椅子用のトイレ。
驚くくらい痛みがない!
寝てても座っててもどこか痛かったけど、立位が1番痛くないことがわかった。今までの痛みがサッと床に落ちたような感覚笑
トイレの個室で傷口に貼られているガーゼとクッションを触る。
??
今まで戦ってきた痛みの部位より全然上だ。
今まで戦ってきた部位を触ってみる。
??
全く痛くない!
何事?なにごとー??
こんなにも?即効??
今は今までの痛みの残像が残っているだけだということを感じた。

18:40抗生剤の点滴が始まる。
両腕から点滴を落としている。
テレビ画面の前を色々なラインが妨げてる。
抗生剤の点滴が終わったら片腕のルートは抜いてもらう予定。

19:30頃、ちょっと予定より早く抗生剤の点滴が終わった。約束通り、左手の甲のルートを抜いてもらう。
トイレに付き添って貰いたいと言うと、もうひとりで大丈夫だと言われて自立。なんとも早い自立だ!
冒険も兼ねて、病室から離れた普通トイレに行ってみた。
ついでに自販機でお茶も買う。点滴を入れているとのどがかわきやすい。手持ちのお茶では朝まで持つか心配だった。
最後の生食点滴も速度を早めてくれたみたい。この点滴が終われば自由の身だ!
…と思いきや、夜中の0:00にもうひとつ点滴があるそうだ。そりゃそうだ、だって今日手術したばっかりなんだから…

消灯後のトイレはナースコールを!
というお達しを受けて、間もなく消灯。

眠れるかな?
傷口気にならないのは嘘なので、眠れるかちょっと不安。
でも0:00の点滴の時には起きると思うから、とりあえず一寝入りかな。

おやすみなさいー

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