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12月2週目「サイレント・ボマー」
隣の部署のメンバーが進める業務改善プロジェクトをサポートしているのだが、とてつもなく疲れる。
人の相談を受けたり「どう進めようか」と一緒に考えたりするのは割と好きな方だと思うのだけど、なぜだか今回はどっと疲れるのだ。
「なぜだか」とつい書いてしまったが、理由はなんとなくわかっている。
進めているメンバー自身も、ほかのメンバーも、全員が本音を話していないことが感じとれてしまうからだ。
たぶん本当はみな、チームリーダーやマネージャーのスタンスや仕事の振り方に不満があるのだけど、それを綺麗な、それっぽい業務課題に置き換えて話している。
「それっぽい」だけで本質ではないから、みんなが出してくる問題を整理してみても、しっくりくるアクションは出てこない。なんなら、整理することすら難しい。全部がふわふわ浮いていて整列してくれない。
グレーであいまいにしておきたいとみんなが思っているならそれでいい。でもたぶん、メンバーはみな長く続く「根っこには触れずにやり過ごす」毎日をぶっ壊したいのではないか。そう感じてしまうのだ。
だとしたら、僕はみなが爆発できるようにマッチで種火をポンっとつけてあげるべきなのだろうか。綺麗に議論を整理して、それっぽいフレームワークに当てはめて…この1週間、プロジェクトを進めている彼にあれやこれやと助言してきたことがなんだか馬鹿らしく感じられてきた。
ええい、明日からは「お行儀良く爆発させる」を密かなテーマにして進めてやる。サイレント・ボマーじゃい。
”大切にしたいことを大切にできること”を支援するフリーランスチーム「インブルとノンブル」として、WEB制作やプロマネをしています。いただいたサポートは、前に進もうと働く人たちの”休憩所”として不定期に開いている場「mochi.」の運営に使わせていただきます。