最近の記事

4月「身長160cm.体重88kgの私はこうやって痩せた」。

4月入学式。母親と一緒に高校の長い登り坂をあがる。両脇には満開の桜が咲き、自分達新入生を歓迎してくれているようだ。坂を登り切ったところにソフト部顧問の村田陽一先生が立っている。大きい声で挨拶をする。すると先生が近寄ってきて、帽子を取って一礼、母に挨拶をする。その瞬間ピカッと輝く額に驚いた。その時、初めて先生が帽子を取ったところを見たからだ。そして、先生は母に 「お母さん始めまして。ソフトボール部顧問の村田です。私は、3ヶ月で娘さんを20kgは痩せさせますんで。期待しておいてく

    • 見送り三振空振り三振〜逃げ腰の私が逃げなくなるまで〜

      私は、小さい頃なんでも興味を持つ子供だった。そして、頑固。やりたいことがあるとやってみたくなり親に駄々を捏ねた。両親も、やってみたいならとほとんどの訴えを叶えてくれていた。書道、サッカー、柔道、そろばん、ピアノ。これは今までに私が経験した習い事。しかし、どれも続いたことがない。すぐに練習がきつい、宿題が嫌だ、先生が怖い等々の理由でやめてしまったからだ。 私は、なんでもすぐ興味をもち、すぐ諦める子供だった。 小学6年生の夏、学校主催のキャンプに参加した。そこに松平町長さんも参加

      • 明日になったら学校に行きたくなってますように。

        「のんちゃん 何で学校に来ないの?」 同級生の言葉が胸に刺さる。「何で?」「わからない」。 同じ部落の男の子が、学校の行事が記載されたプリントと宿題を家に届けてくれた。そこにはいつも、ハガキサイズの紙に次の日の授業割が記載されその下に同じクラスの子数名が寄せ書きしてくれた紙も含まれている。「げんきになってね」「またあそぼうね」。みんなの言葉が重くのしかかる。 のんちゃんは2年生の春休み後、いきなり学校に行けなくなった。朝起きると体中が重だるく、母親に「起きなさい」と言わ

      4月「身長160cm.体重88kgの私はこうやって痩せた」。

      • 見送り三振空振り三振〜逃げ腰の私が逃げなくなるまで〜

      • 明日になったら学校に行きたくなってますように。