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友人Mとコロナ禍のクラブへ


先日知人がクラブに行って遊んでいたというのを聞いて、自分も都内にある某クラブに行ってきました。

「え、めっちゃ人いるよ!」

このコロナ禍ではあるが、もはや若者の勢いや街中の活気は抑えられなくなってきている。毎週末ごとに活気に満ちていくのがわかる。

肌でわかるのだ。

「よし、クラブに行こう」

珍虎はかく語りき。

以前から仲良くしている渋谷のHUBで出会ったMとクラブに行くことにした。

Mは遊び仲間の一人で、国立大の医学部生であり、なんとも将来有望のピカピカな男だ。

まだ学生なので呼んだらホイホイ来てくれる。そのかわり入場料やドリンク代は自分が出す。そういうのはよくしてあげたい。

おっさんが若者に付き合っていただく時は金を出すものだ、となんとなく考えているからだ。

Mはとにかく服のセンスがよろしくない。

女ウケが全くない柄物のシャツを選びたがる。いわゆる男のこだわりというやつだ。

他のおしゃれでモテる友人にも

「ダサい」

とよく言われている。

最近髭を生やしていて若いのに+7歳くらいに見える。本当にモテたいのかよくわからない。

実は柄のシャツは俺も好きだけど、、、とにかくそれはモテないファッションなのだ。捨てろ。

案の定その日もクラブで女の子に柄シャツをダメ出しされ、地面に叩きつけられていた。笑

Mのモテピークも30近くからだろう。ヒゲ好き女子はファザコンのおっさん好きと相場が決まっているものだ。男は30から!おっさん最高!

自分が好きな格好をするのは大いに結構なのだが、時と場合に使い分けねばならん。ようです。

モテパワーは1種の戦闘力だ。

クラブではモテパワーの無さそうな体格とかファッションや挙動をしているとそれだけで舐められる。身分が低い。

会話や場面での主導権を握れなかったり、塩対応をされたりなにかと不便なのだ。人権が無い。モテパワーこそが全て。それがクラブ。

戦闘力は高い方がお得だ。

今回向かうところは21時には開いているのでさっそくクラブにINする。

検温とcocoa?をインストールさせられた。

あ〜これニュースでやってたやつか。これね。下請がなんとかっていう。初めて見た。あんまり飲みとか行かないし。

21時頃ということもあり、中はまだまだスペースがあった。徐々にちらほら人が増えてきてるかな?という具合。

クラブというのは基本的に24時からが本番だ。
ここは例外的に始まるのが早く、そういうコンセプトなのだ。ウォーミングアップにくる人もいるくらいだ。

中はしっかり換気されていて快適だ。涼しい。もちろんみんなマスクを着用している。

クラブ内でのは写真撮影やSNS投稿は控えてね、とアナウンスされている。そりゃそうだ。

動画を撮っている人がいるとスタッフが飛んできて注意したりする。クラブも生き残りに必死だ。

確かにこれだと口コミでなければクラブの情報はわからない。だがますます人は増えていく。

22時〜にかけて徐々に人が入ってくる。
女の子もまあまあ入ってきている。

この日は金曜日。

金夜よりも土夜の方がクラブで遊ぶぞ!と気合の入った子が多い感じだ。

土曜日に行った時の話は次の記事に書くことにする。

女との会話はMの非モテファッションについて、こすり倒すだけで無限の笑いが取れるという、Mはなんとも重要な役割を担ってもいる。

ひたすらイジられても全く嫌そうにもせず、なんていい奴なんだ。なんか飲む?

Mは俺よりも歳上に見られることもしょっちゅうだ。

自分は30だが、25歳以下に見えるような童顔で、そのまま若造に擬態して遊んだりしている。

最近は結婚とコロナ禍で15キロ近く太って中年化しているのだが、おじさん好きなえち子を見つけたい。と珍虎はかく語りき。

結局その日は朝までクラブにいて、俳優志望のイケメンHを新しく発掘。Hの魅力を使って連絡先を2件確保することに成功した。

つ、使える男だ。

Hはオシャレで若く、愛嬌もありノリもよくトークもうまい。そして酒も強いときた。

モテモンスターある。素晴らしい男を見つけたものだ、と内心思っている隣でMはスベり倒していた。

Mはとにかく若くて体力もあるので、数を打つ。
ただ、やはり国立大医学部という知能の高さゆえ、ユーモアのセンスがズレているのだ。

100発撃ったら99発はスベる。

そんなMが憎めないぜ。

そうこうしているうちに時間はAM3:00が過ぎる。おっさんは体力と酒に焼けた胃袋が悲鳴をあげている。

Hが渋谷から女2を召喚するらしいのだがアラサーの俺は既に満身創痍である。

Mが腹減ったというので、クラブを出て吉野家でテイクアウト。

自分「牛丼並で」

M「スタミナ超特盛丼」

とんでもない量の丼が来た。若さってすごい。

コロナ禍で店内では飲食できないので、新宿サブナード地下への階段で牛丼を食う。楽しい。

するとそこにHが女2を引き連れてやってきた。

H「なんでここで牛丼食ってんすかwww」

後から聞くと某女子大生だったそうで。なんだか惜しいことをした。しかし髪型があまりタイプではなかったので即離脱判断。

さらに時はAM4:30

俺はもう体力が尽きて死にそうだったので、携帯の電源が切れて帰れないMを、うちに泊まる予定だったのだが、「カラオケ行こうよ!!」と誘ってくるJDとイケメンHにMを生贄に捧げて帰宅した。

あの後2:2でカラオケにいったようだ。案の定Hに聞くと、Mはスベリ倒してたようである。期待通りの男だ。

Mに「あの後大丈夫だった?」と聞いたら。

M「え、普通にカラオケ行って解散した!」

と、期待を裏切らない返答をいただいた。

HもMがスベリ倒しててもうまくあしらってくれるので、本当に良い奴なのがわかる。

イケメンHとも、また遊ぼうな!と約束し解散。今後の活躍が楽しみである。

と、まあぐたぐだ日記の様に書いていこうと思います。まだまだ俺の人生は終わっちゃいない。

この翌週のクラブで人生最大の屈辱を味わうとは思いもしなかったのである。。。

珍虎はかく語りき。


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