札幌市の片隅の司法書士

札幌市で司法書士をしております。 会社法人について、日々、いろいろ考えています。 プラ…

札幌市の片隅の司法書士

札幌市で司法書士をしております。 会社法人について、日々、いろいろ考えています。 プライベートは子どもたちとマンガとゲームとお酒で日々暮れていきます。 飲んでるときに、思い付きがあることも!

マガジン

  • 株式会社のトリセツ

    株式会社は今は書類さえちゃんとしていれば手軽に作れます。 作った株式会社も、子どもと同じ。法律的なケアが必要です。 人の子なら。7歳になったら小学校に入れましょう、って周りがそうだから、学ばなくても得られてきたのです。 でも、生み出した子(株式会社)を守るためのそういうこと、わからなかった、誰も教えてくれなかったでは済みません。 なぜなら、株式会社は、生まれたその時から経済的社会的利害関係人が多数いる大人の社会で生きなければならないものだからです。 せっかくある株式会社のトリセツ、「会社法」やその周辺を説明していきたいと思います。 ※なお、個別事案に関する相談のコメントを頂いても、お答えはいたしません。飽くまで、「トリセツ」です。 ※本当に悩んだら、司法書士か弁護士へご相談というのも一つの選択肢として検討ください。

最近の記事

株式会社のトリセツ~詳しく決めて行こう~

2、どこで、どんな名前で事業をするのか決めよう (1)どこで? 会社を興すときに、本社を決めなければなりません。 自宅?賃貸契約や、管理規約で居住用と定められてませんか? そこに会社の本店は置けますか? 同じ住所に、同じ名前の会社はありませんか? 近くに、似た業種の似た名前の会社はありませんか? 登記の観点から行くと、同一住所(表記の上で~1番1と~1-1は同一表記)で同一表記の商号では登記できないので、そこが一番注意が必要です。 また、似た業種の似た会社の名

    • 株式会社のトリセツ~会社をつくろう!1~

      さあ、株式会社を作りましょう!・・・どうやって? そこで、株式会社を作るために、まずは流れを説明します。 1、事業内容を決めよう!会社の目的と呼ばれるもので、ここからはみ出る行為は、法律上会社はできないものとされています。 が、「株式会社を作ろう!」と思った時に、基本的に、こういう仕事がメインで、いずれこういう仕事もして、とある程度の構想はあると思います。 事業内容で気を付けて欲しいのが、 (1)適法な目的か?ということ  もちろん、犯罪になる行為は目的とできませ

      • 株式会社のトリセツ~はじめに~

        ※飽くまで一般的トリセツです。皆様の個別事案に対応しうるものではありません。※ 札幌で司法書士をしている者です。 商業法人登記を得意としておりまして、「会社経営者だけど、法律の事はよくわからないな~」と思っている方に、なんとなく、ここが勘所か!と思ってほしく、かみ砕きつつ書いていこうかなと思っています。 さて、司法書士が生み出す会社法人登記の最大の成果品、登記事項証明書。 登記事項証明書は会社の身分証明書です。 登記事項証明書を書き換えるには、法にのっとった手続きを

        • 会社や法人を作ったら、知っておいて欲しい、それぞれの専門家という存在

          結論から言うと、 「法律を守らなければならないのは、刑法も会社法(各種法人の根拠法)も一緒」 「専門家に頼んでしまった方が、時間と費用と安全面を考えると安上がりの可能性がある」 ということなのです。 いきなり、上からですみません。 2つの事例を上げますが、 1、訪問販売先の住民に帰れと言われたが帰らず居座り、通報によって駆け付けた警察官に逮捕された、訪問販売会社の社長が「それが法に違反することなんて、誰にも教えられなかった」 2、会社法人には登記事項に変更が生じ

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