公共インフラとAI

 静岡新聞に下記の記事がありました。

AI路面点検スタート 焼津市、実用性を検証
(2019/7/20 08:28)

 高度経済成長期以降に整備した社会基盤は半世紀を経て今後、一斉に老朽化します。かつて豊かで体力のあった日本であれば、大いなるチャンスととらえ、送電効率の高い直流超電導電力線インフラを作ったり、土木材料にも耐用性能が極めて高い、スマートグリッドはじめインテリジェントで広域分散、レジリエントなインフラを整備して、あらゆる産業の生産性向上を達成できたでしょう。しかし、旧態依然としたゾンビ産業、ビジネスの生き残りのために公共投資して、ざるに水を注ぐようなことを繰り返した結果、100兆円たんいの異次元の金額のインフラ投資をする体力は失われました。

 そこで、待ったなしの多種多彩なインフラ改修に優先順位を付けて改修することが急務となっています。そのためには、冒頭の記事のように、点検・ダメージ度合評価のスピードを高速化しつつ、人海戦術より格段に安いAI活用が必要不可欠です。

 向こう数年以内に、多くの自治体、政府機関が、「何かを走行させる(ドローンなら飛行させる)【ついでに】」画像認識で安く早く大量に点検し、損傷度を公平に評価し補修の優先順位を決めることで、日本人の未来の幸福度は確実に高まることでしょう。


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