物書きとLINEの間にあるコト。あと肛門。

雑誌編集者から始まった社会人生活は22年目となる2020年。
まあ、いろんなことがあって廃人寸前になったり、それが良くなってきたりと。

実は心が明るくなるのも良いことで有り難いんだけども、その環境に慣れていないせいか、どうも考えすぎてしまう。

と、言うのも。
ここ最近、苦手だ苦手だと逃げ回っていたLINEでの会話に挑戦しているからだ。

母親との、まあつまりは野村家専用コミュニケーションツールとして使っていたLINE。
母親ならね、唯一の肉親ですし43年の付き合いですから、多少言葉遣いがぶっきらぼうでも通じますし。

母「これこれこういうことが合ったよ。あんたもちゃんと部屋を掃除して、ゴミも捨てるんだよ」
俺「ああ、わかった」(わかってない)

くらいなもんで。

LINE通話のほうが多いしね。

あとはMessengerくらいだな、Facebookの。
高校時代の友人とか、F1の仕事を振ってくれる先輩とか、行きつけの居酒屋のマスターとか。
野郎ばっかり。
だから口調が適当!
相手も俺がどんな奴か知ってるし、完璧に口語体で連絡しますよ。
TwitterのDMもそうかな。

ただ、F1の仕事を振ってくれる先輩は曲がりなりにも先輩だし、商用の現行を渡すときはメールで送信するので

〇〇様
お世話になっております。
WIWAの野村です。

□□の原稿に付きまして、添付の通り、初稿をお送りいたします。
今回のレースはハミルトンとフェルスタッペンの完全独走になり、○位以下を周回遅れにし、またマシントラブルやクラッシュでリタイアするドライバーも多いものとなりました。

またホンダF1撤退発表直後のレースでもあり、△△を主眼にして、どちらかというと何々に寄せました。

ボリュームが多いレースとなりましたので、いろいろと省いていますが2800字程度となっています。

マーカーで引いた部分は原稿に盛り込む必要があるか無いかが微妙なところですので、ご一読いただき、判断をいただければと存じます。

みたいな。
お仕事ですから。お金が発生しますから。
こんな文面でファイルを添付し、原稿を送るわけです。
この間のアイフェルGPは原稿書いてないけど。

返事はメールの場合もあるしMessengerの場合もあるけども、後者の場合は「修正ないからこれでいくよーん」「あいー。よろすくー」みたいな感じになるし、前者の場合はビジネスモードになるし。

これか企画書になると断定的で読みやすい「だ・である調」になるし、台本ならば全くの口語体で破綻のない文章になるんですよ。

ま、noteについては自分の好き勝手に書けるし、扱う話題やトーンによって使い分けるし。
それくらいはできますよ。

伊達に22年もビジネスでテキストを書いてきてませんから。

それに細かいところを詰めるときは音声通話して決めるしね。

Twitterに関しては脳内源泉かけ流しの言葉なので

こんなのや

とか、ホントどうしようもないことばかりつぶやいている。
41歳でうんこ漏らしてるけど、42歳でも漏らしてるからな!
咳き込むときのドキドキ感がもう嫌で嫌でしょうがないよ。

おむつ履くか!

で、LINE。
苦手苦手で逃げ回っちゃったもんだから、テンションを探るところから始めないといけない。

これが難しい。

LINEってのはつぶやきじゃないけども、できるだけ短い文字数で伝える必要がある。
となると、コピーライター脳になっちゃうんですよ。

もう20年前ですか。
鹿児島に1年弱住んでおりまして、その時にやってたのがWeb制作と家具屋さんのコピーライティング。

もう、ばっかみたいな量を書きましたよ。
家具の一つ一つから店内ポップ、各種コーナーの説明などなど。
家具のことなんかからっきしわかんねえのに、資料をじっくり読み込んで、20字以内に収めるとか。
ここは漢字じゃなくてカタカナだとか、これはひらがなだとか。

Webサイトの制作も結婚式場のプラン提案とか不動産屋の会社だったんだけど、そのテキストも書かなきゃいけない。

もうね、もうね。

およそ自分に縁がないことばっかりやったから疲れちゃったし、2002年W杯で東京のスポーツ専門通信社が求人出してたから、鹿児島から東京まで面接に行って、受かっちゃったもんだから東京に帰ってきたりね。
F1先輩はここで出会ってます。

〇〇さ〜ん、原稿まだっすか〜と後ろに立ったら会社のPCの検索窓にエロワードが入っていて、何しとんのやwwwwwwwwと大爆笑したり。

閑話休題。

大体LINEって40字前後じゃない。
そこにUnicodeの顔文字やらLINEのスタンプやら。

だって絶対に商用原稿では使わないし、ビジネスメールでも使わない。
しかも野郎ばっかりで現在のお仕事関係の女性、2人ですよ2人!たったの!

長いことお世話になってますし、不定期とはいえお仕事いただけて有り難いですし、人生の先輩でもありますからもちろん尊敬していますよ。

でも、顔文字は使わないって、流石に。
ハートにキラキラ💖なんて使ったら失礼ですよ。
失礼な俺でもわかるくらい失礼ですよ、お仕事のテキストで。

1977年、昭和52年生まれの高校生時代はポケベル全盛期ですよ。
NTTかテレメですよ!
学校に一つしか無い公衆電話でバババッとベルをいかに速く打つかですよ。
当時でも顔文字やらマークやらはあったけど
「メシイクゾ ノムラ」
「カラオケイクゾ ノムラ」
程度ですよ。

25年以上前からそうなんですもん〜。
勘弁してくださいて〜。
許してくださいて〜。

まあ、でもここ数日でようやくテンションとか顔文字を「若干の恥ずかしさを覚えながら」つけるくらいまでは成長しましたよ。
長文LINEを送っちゃってやってもうたー!!!みたいなことはなくなりましたよ、流石に。
相手のテンションに合わせるという技術を覚えましたよ。

俺、頑張ってるよw

ってこんな話題で2400字も書いちゃうからね!
そりゃあ苦手なわけだよ、うん。

あと、もうすぐ43歳になるけども、うんこを漏らさない一年を送りたいです。ハイ。切実に。