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Apple Watch 単独の電話を安く使うには

Watch単独で通信が使いたい

 Apple Watch Ultra は、もれなく Cellular 機能が付いている。なので eSIM をセットすれば単独でモバイル通信ができるので、やっぱり使えるようにしたいと思った。(出かける時には、ほぼ iPhone を持っているので実際に使う機会は無いとは思うけど…)
 しかも、私は iPhone を格安 SIM の回線を契約して使っていたので、Apple Watch に eSIM を登録して使うことはできない。
 格安 SIM などの MVNO は対応しておらず、対応しているのは MNO (キャリア)だけ。
 (詳しくは Apple のサイト を参照)

Apple Watch 用 eSIM 対応のプラン比較

 格安SIM を諦めてキャリアに MNP してもできるだけ安く使いたいので、キャリアの安いプランを調べてみた。それぞれの安いプランは次のようだった。
金額は全て税込です。
以下、安い順
 Watchサービス料金(月額)はドコモと楽天が550円、ソフトバンクと AU は385円と安いが、回線の基本料金が高い。(1年間の割引があるけど)

docomoは irumo の 0.5Gプランが安い

  • https://irumo.docomo.ne.jp

  • データ量 0.5GB  550円 (1GB追加: 1,100円)

  • 国内通話料 30秒 22円

  • Apple Watch(ワンナンバーサービス) 550円

楽天モバイルは 3GB でも安い

  • https://network.mobile.rakuten.co.jp

  • データ量 3GB  1,078円 (追加 20GB: 1,100円)

  • 国内通話料 30秒 22円(Rakuten Linkアプリ使用では無料)

  • Apple Watch(電話番号シェアサービス) 550円(3ヶ月無料)

SoftBankはデビュープランが1年間だけ安い

  • https://www.softbank.jp/mobile/

  • データ量 4GB  1,078円 2年目から 2,266円になる

  • 国内通話料 30秒 22円

  • Apple Watch(AppleWatchモバイル通信サービス) 無料(4年間、その後は385円)

auはスマホスタートプランライトプランが1年間だけ安い

  • https://www.au.com

  • データ量 4GB  1,078円 2年目から 2,266円になる

  • 国内通話料 30秒 22円

  • Apple Watch(ナンバーシェアサービス) 385円

格安SIMとの合わせ技が1番安いかも

 1番安い irumo は通信量が 0.5GB という制限があるが1番安い。そこで、考えられるのが主回線の契約を irumo 0.5GB プランで、副回線を格安SIMのデータ通信に使うという手もある。
 格安SIMでは日本無線SIMの合理的シンプル290プランが1番安いようだ。このプランはなんと電話(通話料も他の半額)も付いているし、3GB使っても730円。なので、irumo で Apple Watch を使って 1,100円と合計で2千円以下で使える。
 povo も基本料金が0円なのでトッピングをうまく使えば安く運用できるかもしれない。

  • https://www.nihontsushin.com

  • データ量 1GB  290円(追加 1GB: 220円)

  • 国内通話料 30秒 11円

  • ※SIM発行手数料 3,300円(eSIMも)

私が選んだのは楽天モバイル

 私の使用状態は、Wi-Fi の利用が多く、一カ月のモバイル通信は 1GB 〜 2.5GB なので、1番安い irumo の 0.5GB では足りなかった。1GBを追加すると割高になってしまう。
 楽天モバイルは 4GB までの使用なら通年で1番安いと判断した。
 また、Apple Watchの電話番号シェアサービスが3ヶ月無料キャンペーン中だった。

日本無線SIMを副回線として契約

 楽天モバイルは繋がらないところが多いという話もあったが、今では改善されているといって「最強プラン」と謳っています。しかし使えなくなることが全く無いとは言い切れず、故障などを考えると副回線を契約していると安心だ。
 という訳で、日本無線SIM(前述)を副回線として契約した。月額 290円でドコモ系の回線と2系統使えるのは安心だ。


全部 eSIM となった

 今まで、主回線(格安SIM)は物理SIMだったが、MNP するついでに、iPhone も eSIM にした。副回線も eSIM にしたので、SIM スロットは空だ。
 ここで取り上げた キャリアは全て eSIM に対応しているし、格安 SIM の MVNO も eSIM に対応している。

複数の SIM を併用する際に注意すべきこと

 実は、これらのキャリア全てを実際に契約して試してみた過程で、いくつかのトラブルに遭遇した。
 eSIM  だけでなく、複数の SIM を同時に使う場合、iPhone だと APN を設定するプロファイルをインストールする必要があるが、これは排他的なので、APN 設定プロファイルを使う必要がある eSIM は組み合わせて利用できないし、他のプロファイルが残っていると正しく動作しない。

その他

 今回、色々な SIM を契約してみたが、1番簡単だったのが日本無線SIM だった。提供されているアプリで申し込む際、マイナンバーカードを読み込ませるととても短時間で本人確認ができて、短時間で eSIM が発行され直ぐにインストールの手順が表示されるのだった。(APNプロファイルは手動でダウンロードが必要)
 他では、申請にも取り扱い時間に制限があったり、本人確認が面倒だったりする。ドコモでは回線の設定時など、Wi-Fi ではできず、契約している回線からのアクセスでないとダメだとか、dアカウント設定アプリでの認証が何回も必要だったり手続きのサイトが迷宮だった(笑)。

この情報は 2023年10月時点のものです。また、私の誤解もあるかもしれませんので、この情報について責任はおいかねます。
実際に利用する際には最新の情報をお確かめください。
 SIMの検討をしている方の参考になれば幸いです。

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