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「とりあえずやってみた」の大切さを実感した2022年

2022年も沢山の事がありました。振り返り的なことを何か書いときたいなとぼんやり思いつつもテーマが定まらずに飲んで酔っ払ってたら年を跨いでしまったわけですが、ようやく「あ、そういうことだったな」と思えるテーマがこの表題として出てきました。具体的にどんなことがあったかなと考えると大きくは以下のようなことでした。

1. ツイッターやnoteで情報発信を始めた

ツイッターを始めたのは2019年の7月でしたが、最初は会社のアカウントにしようと思うも何もせず、2020年に入ってから個人アカウントということで好き勝手に呟くようになりました。他愛もない内容ばかりでしたが、ちょっとタイ界隈で目立つようになったのが2021年末の日本人営業の採用をツイッターでやった時だったと思います。日系製造業でツイッター採用は珍しいということでタイ界隈で結構RTを頂き、結果として良いご縁に恵まれそこから採用が決まりました。
明けて2022年は呟きの頻度も上がって色々な方との繋がりも増えてきたのですが、この中で大きかった出来事は昔から思っていた中国企業のタイでの存在感についてツイッターに連投したものをnoteにまとめたら西日本新聞さんに取材を頂きまさかの見出し記事を飾ったことでした。
どちらも発信していなければ得られなかった結果です。こういう役割はトップが担うのが一番なので2023年も引き続きやっていきたいと思います。

2.デジタルツールをあれこれ使ってみた

「あれこれ」ではなくLooker StudioというGoogleのBIツールにほぼ限った話なのですが、面白そう、便利じゃんということで使い始めたら社内に徐々に浸透していき、社外の方に見せたら「これはすごい」と言ってもらえるようになり、結果2022年12月にDXのオンラインセミナー登壇の機会を頂くところまでとりあえず来ました。またこれがきっかけでGoogleからパートナー認定されているGoogle Workspaceの代理店さんとのご縁も生まれ、製造業の枠組みを外れたところまで行けそうな今後の可能性の示唆を頂いたりも。今年の頭に策定した会社の中長期目標の中に「カイゼンとDXで企業ブランドを確立」というものがあるのですが、まさにこの方向に進めていくことができているという実感があります。幸い社内でこの領域のリソースも充実してきたので2023年はどう展開させようかと非常にワクワクしています。

3.前職の広報という領域にもう一度関わってみた

これは会社としてというより個人の部分ですが、7月に日本のアトツギ仲間の会社さんのプレスリリースをお手伝いしました。PR会社で広報をやっていたのはかれこれ10年以上も前の話ですのでその当時のスキルや知識は錆びついていると思い特にアピールしていなかったのですが、よくツイッター上で絡みのあった方が初めてのリリースで悩んでいるというのを見て「ちょっとお手伝いしましょうか」とお声掛けしたのがきっかけです。
その際はリリース文書のリライティング程度のお手伝いだったのですが、その後複数のアトツギさんから発表案件の相談を頂くようになり、文書作成に留まらずプロジェクトの広報戦略を一緒に考えて多くの掲載が獲得できたりと結果を出すことができました。現在進行中の案件もあり、これもワクワクしながら関わっています。2023年はもう少しこの領域で何かできればいいなと思っています。

4.30代半ばで始めたDJで現場経験を積んだ

これも完全にプライベートの話です。元々ストリートダンスをやっていてタイでもダンスバトルによく出ていた僕は「タイはダンスバトルでダンサーが好む良い曲を掛けてくれるDJがいない。なら自分でやろう」ということで2019年にMacを含む機材を購入、齢36にしてダンスバトル専門DJとして活動し始めたのですが、結果としてなり手がいなかった役割にスッポリはまることができ、コロナの影響がほとんどなくなってきた2022年は週末のダンスイベントでのバトルDJをはじめとした現場経験を20回近く積みました。バンコクに限らずタイの地方都市のイベントに呼んでもらったりタイ人ダンサーの重鎮に「ダンスバトルDJはお前がタイで一番だ」と見に余る言葉を掛けてもらえたり、また先輩の代打でしたがダンスバトルだけでなくルーフトップバーという憧れの現場でやらせてもらったりなども。
これも「とりあえずやってみた」の結果だと思います。アラフォーでもDJは始められる。

「この会社はこのままじゃいけない」という危機感をずっと持ってきた自分にとって、トップになってからもしばらくは「じゃあ何をするんですか」という質問に明確な答えを出せないでいました。去年から協議を始めて今年出来上がったMVV(これについては絶対一度しっかり書かないとと思いつつもそういえばまだ。。近いうちに書きます)もあるものの、絵に描いた餅になるんじゃないかと自問自答することも多々ありました。

それが先日バンコクでとある日本人アトツギさんとお話した際に「会社の課題はこういうものがあります。それに対して今はこういうことやってます。できてないこともこういうのがあります」というのが自分を飾ることなく言えるようになっていて、「課題は沢山あることはわかってる。でもどうしたらいいかわからない」という状態を抜け出しつつあることに気が付きました。

今回挙げた4点は会社のことだけではありませんが、プライベートで色々やったことも含めて「とりあえずやってみた」の積み重ねが色々実を結び始め、それが個人の自信にも少しずつ繋がったのが2022年だったような気がします。

では2023年はどうでしょうか。会社として昨年原材料高騰によりボロボロになってしまった業績の立て直し以上に優先するものはありません。ただその中でも未来に対する希望の種まきを続け、芽が出てきたものに水や肥料を与え続ける。愚直にそういうことを続けていきたいと思います。

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