たった一人のGACKTさんコピーバンド 6 まるで映画を見せるようにライブをやりたい

まるで映画を見ているような感覚でライブを観てほしい、楽しんでほしい。

この半年ほどの間に、僕はそんなことを思うようになっていた。

ここしばらくのライブのスタイルは「すべての音を自ら演奏し(ドラムは打ち込んで)てオケを作り、、ライブの際には歌とギターは生で演奏して、他の音はオケを使ってライブをする」というスタイル。

今僕はひとりきりだけれど、それでも「バンド」であろうとして、

その反面、生のバンドの素晴らしさっていうのを知っているからこそ、今のこの場所に留まっているわけにもいかないということも知っていて・・。


そうしていつの間にか、僕は舞台演劇を観に行くようになっていた。(世の中の状況もあり、まだ2本しか観れていないけれど)


普段の音楽ライブとは違った要素を持つ舞台演劇というものに僕は深い感銘を受けた。

例えば劇中で使われる楽曲や効果音なんかはあらかじめ録音されたものを使っているわけで・・

逆に「あらかじめ録音されたもの」だからこそ生で演じる役者さんたちの声や表情、つまりは表現が際立っているような感覚にもなって。

そんな「舞台演劇」というものを観たとき、

「あらかじめ録音された音を使ってライブをやっている」ということに引け目を感じていた僕にとっては、大げさだけど一筋の希望の光みたいに見えた。


「音楽を主体とした物語を観せたい」


僕はそこに自分の居場所を見出しつつある。



音源を使ってライブをやるのなら、その音源はどうせならやりたい放題やったらいい。

オーストラだって使えるんだぜ(笑)


まあとにかく・・

「オケがあることで世界観に深みが出てる」

という感想を持ってもらえるのがベスト。


そういうわけで、特にベースなんかは素人の僕が弾くよりもベース専門の人に弾いてもらって音源作ったほうがそりゃあいいもの出来るよね、という流れから音源RECメンバーの募集をしたりしている次第で。



ビニールシートで覆われたステージ。

「スクリーン」として捉えてみよう。

何かやれるはずなんだ。

かけがえのない「今」を全力で愛して、そして楽しむために。

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