たった一人のGACKTさんコピーバンド 2

これは35歳で岡山の片田舎から上京してきた一人のアホの物語だ。


でも意外にも、本当に僅かだけれどこんな僕を面白がってくれて応援してくれる人がいる。

月並みな言葉だけれど、これからの人生で今が1番若いのだ。

僕はたまたまとても身軽だった。
「身軽であること」に引け目を感じていたときもあった。


そしてまだ国内だけだけれど、いつしか僕はよく旅をするようになっていた。


いつまでたってもフラフラ、フラフラ。
我ながらロクなもんじゃないと思う。

でもそんな風に自分の感性のままに動いていくこんな人生が、もしかしたら他の誰かにとっては眩しく映るのかもしれない。

「人は人、自分は自分」

もう何度となく触れてきたこの言葉を、改めて噛みしめる。


自分がやりたいと心から思えることを、自分の心に正直にやってみよう。


そんな風に生きていこうと、僕は最近はそう思っている。

自分の心に正直であることは、決して楽なことばかりではない。


こんなふうに歌いたい

こんな音源が作りたい

こんなビジュアルでやりたい

20人の集客を達成したい・・・


何かと理由をつけてそこから目を背けることは簡単けれど、やっぱり僕は自分の理想と正面から向き合うことを選んだ。


新宿BEAT EMOTIONのヒデさんから今回のお話を頂けたことは僕にとって本当に大きなチャンスだ。


「こういう時期だし、9月の段階で本当に開催できる保証もない。(君の場合)メンバー集めから始めるほどの時間もないだろう。ひとりでの出演になると思う。しかも何かのトリビュートアーティストとして参加してほしい。やれるか?」


僕はすぐに答えた。

「はい、一人でやります。GACKTさんのコピーやります」


 深く考えたわけではない、だからといって何も考えずに即答したのとも違う。

 その瞬間に、フッと出てきた心の奥の声をそのまま音に変えただけ。


 そしてまた冒険が始まった。


 大変だぞ〜。
 GACKTさんのコピーは。(しかもひとり)


 頑張ります、力の限り。

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 どうか見守ってやってください。
 そしてもしよかったら応援してください。
 よろしくお願いします。



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