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ノモスの歴史

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ノモスの腕時計が生まれる町『グラスヒュッテ』。 このドイツの小さな町には世界最高峰の技術を持った職人達が集まります。 その長い歴史とノモスの関係を紐解きます。
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グラスヒュッテとバウハウス『NOMOS/ノモス』

【ノモスとグラスヒュッテ】 ドイツ東南部の国境にある町グラスヒュッテ。時計好き以外の方にはあまり聞き馴染みのない地名だと思います。人口僅か7,000人程度の小さな町が、いかに聖地と呼ばれるようになったのか?ノモスの魅力を語るにはまずそこからお話させて頂こうかと思います。 【ドイツ時計の聖地グラスヒュッテ】 15世紀に鉱山で一躍華やいだグラスヒュッテ。しかし、資源が尽き、町は過疎化を始めました。そんな中、1845年、ザクセン王フリードリヒ・アウグスト2世は、時計技師のマイ

ノモスグラスヒュッテ/ノモスの時計はどこから来るのか

ノモスはグラスヒュッテを故郷と呼べることを誇りに思っています。グラスヒュッテは森と谷の間に押し込められた小さな町で、ベルリンの南、ドレスデンの傍に位置し、エレツ山地の東側にあります。ここで作られる時計は世界的に有名で、同時にこの町の時計師たちは、世界中の時計師の中でも最高な技術者として評価されています。 ■受け継がれる伝統 精緻な時計は175年以上にわたってグラスヒュッテで製作されてきました。そこには世界中のどこにもない伝統があります。 ■厳格なグラスヒュッテ規格 ム