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To九州。2日目

昨日に引き続き、過去の旅を振り返る。
書いてて去年の自分のことが羨ましくてしかたなくなってきた。

今年の夏はTo東京。しようと思ってたんだけど行けるかなあ。

1日目についてはこちらからどうぞ。

2日目

朝起きたら9時前だった。
夜が遅かったから仕方ないけど、チェックアウトの時間があるので少し焦った。

ゲストハウスのご主人が玄関で写真を撮ってくれる。
後で携帯見たら、我ながらめっちゃいい笑顔でめっちゃいい写真。

快晴の中、出発。
ほんの少しだけ寄り道して、姫路城を拝みにいく。
天気よくて素敵な写真がとれた。危機を感じて日焼け止めを塗り直す。

私は1日目からコンビニに行くのはファミリーマートと決めていた。
なぜなら、この水が私のボトルにとってもちょうどよかったからだ。
1週間で何本買ったかも思い出せない。

しかし、悲しいことに出発後1時間くらいファミマに出会えなかった。
朝ごはんも食べていないし、9月半ばの暑さの中を水分補給もせずに走っているしで、ようやく緑の看板を見つけたときはにっこにこになってしまった。

無事補給をすませ、今日用の行動食を手に入れて、再度出発。
このタイミングでも日焼け止めを塗り直した。
だってお化粧で顔だけ浮いちゃうのやなんだもん。

***

そこからはずっと2号線を西へと走る。
途中、側道が二輪車専用のところがあって、この旅イチの走りやすさだった。

相生を過ぎてから岡山の県境までは、ずっと同じようなほのぼのする田舎道を、たまに上り下りしながら走っていた。
サムネ写真はそこで出会った看板。キリがいいと嬉しいね。

びっくりするくらいなにもなかったけど、走りやすかったし、たまにあるコンビニが全部ファミマだったから快適だった。
たまの峠がたまらなくしんどいけど、自転車の人とペコッってするのが元気の源になってくれた。

岡山県に入ってからはしばらくの間くだりで楽しかった。
ここで、今回の旅の最高時速、50.4㎞/hを叩きだす。
…危ないなあ。

岡山駅っていう看板が道路標識に出始めてからが遠い。
(私はこれを、登山の槍ヶ岳現象と呼んでいる。)

岡山にちゃんと来るのが初めてだったので、どんどん都会になっていくのが失礼かもしれないが非常にびっくりした。
というか、自転車の格好でうろうろしてるのがかなり恥ずかしかった。

ここまで結構頑張れていたので、自分へのご褒美に備前焼のお猪口を購入。
愛用していて、今もまさにそれでお酒を飲みながらこのnoteを書いている。

シャインマスカットスムージーで元気を注入し、桃太郎像を写真に収め、岡山駅前をぶらぶら散策。
あまり長居すると動きたくなくなるので、満喫したと自分に言い聞かせ、本日のゴール倉敷を目指す。

岡山って自転車に優しい県なのかな?
このとき通った道が都会なのにとんでもなく走りやすかった。
私以外のロードの人もいたし、流行ってるのかもしれないね。

快適に飛ばして、19時ごろ予約していたゲストハウスに到着。
昨日はアットホーム感が嬉しかったが、今日はとんでもオシャレな建物だった。美人とイケメンが働いていた。

せっかくなので今日も銭湯へ。
ここでの出会いがとても素敵だったのでちょっと長めに尺をとる。

***

Googleマップで検索した銭湯に向かう途中、別のお風呂屋さんの前を通った。
のれんがとてもかわいかったので、気まぐれでこちらに予定変更。
中は「The 昭和のお風呂屋さん」で、番頭のおばちゃんとお姉さん1人。

お風呂場には大きいお風呂がひとつ。シャワーじゃない洗い場がいくつか。
あーこりゃハズしたかな、って少し思っていたら、お姉さんが声をかけてくれた。

お姉さんは新卒一年目の社会人さんだった。
金曜の夜行で倉敷に来て、日曜の夜行で東京に帰り、そのまま出社する予定というとんでもバイタリティの持ち主。

私が京都から九州へ向かっている話をすると、とても興味を持ってくれて、非常に話が弾んだ。
今の旅の話から、私の大学生活、お姉さんの就活、今の仕事、これから何をしたいかなど、のぼせる寸前までいろんな話をした。

さすがに倒れそうだったので、お風呂からあがることに。
お姉さんが「面白い話のお礼」といってマミーをおごってくれた。

今度はマミーを飲みながら、おばちゃんも交えておしゃべりする。
ちょっとスピリチュアルな考え方をするおばちゃんだったので、お姉さんと一緒に困ってしまうこともあったけど、それはそれは話が弾んだ。

お風呂屋さんを閉める20時まで話し込み、最後に3人で写真を撮って、コインランドリーに向かうことに。
お姉さんがご飯に誘ってくれたのに断ってしまったことを、ずっと後悔している。せめてLINEくらい交換しておけばよかった。

このとき飲んだマミーはこれまで飲んだマミーの中で一番美味しかった。
私はマミーを飲むたびに、このお風呂屋さんでの出会いを思い出すだろう。

***

さて、あとは昨日と同じで、洗濯とご飯だ。
靴が臭かったので洗ってみた。いい匂いになった。

ご飯は、肉バルみたいなところでそこそこお腹を満たした後に、居酒屋へ。
この居酒屋がとってもよかった。
客が1人だったこともあって、店長さんととても話が弾んだ。
サービスでお刺身をだしてくれたり、ちょっと奮発したお酒をいただいたり、素敵な夜を過ごすことができた。

ゲストハウスに向かう途中、友達の話を思い出し、アイスコーヒーを買ってみた。なるほど、お酒を飲んだ後のコーヒーは確かに美味しい。

そんなこんなでゲストハウスに戻り、倒れ込むようにして眠りについたところで、九州への旅2日目は終わったのだった。

***

このお風呂屋さんでの出会いが、私の人との出会い方を少し変えたのではないかなと思っている。
…お姉さんと連絡先交換しとくんだった!

さて2日目もそこそこの分量になってしまった。
この調子で、明日は3日目である。乞うご期待。


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