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自転 公転 地軸の傾き〜映画『夜明けのすべて』鑑賞記
夜明け前の空が一番暗い。
でも、夜は必ず明ける。
明けない夜はない。
そう、私たちだって地球と同じ。
自転しながら公転してるから。
実際にはものすごいスピードで自転しながら公転している地球。
普段はそのスピードに気づくことはない。
けれど、朝がきて夜がきて、また朝はくる。
春がきて夏がきて秋がきて冬がくる。
そしてまた春がくる。
季節が変化するのは地軸が傾いているからだ。
それぞれの人は自転するスピードや公転するスピードは違う。
地軸の傾きだって違うのだ。
でも他の人と違い過ぎると生き辛くなる。
多くの人は他の人と自転や公転のスピードを合わせようとする。
地軸の傾きはその人の個性や特性かもしれない。
傾き過ぎてたら変な人って思われちゃう。
自分で回るのも困難になっちゃう。
この物語は、地軸の傾きや自転と公転のスピードが異なる二人が、どう折り合いをつけながら生きていくかを描いている。
プラネタリウムは、生き方を客観視する装置だと私には思えた。
不変と思ってた北極星だって、途方もない年月で変わるんだ。
地球の地軸の傾きがズレるから。
(この映画で学んだ)
私たちだって変わらないようでいて、変わっていく。
明けない夜がないように。
夜明けのすべてに、私たちの生き方のすべてが隠れているんだ。
私たち一人一人が小さな星で宇宙。
優しく慈しんで生きていこう。
誰かの光を浴びて、誰かに光を届けて。
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